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カテゴリ:1000回/Mille fois( 1 )

Mille fois/1000回読み、1000回書き、1000回聴き、1000回観て、1000回考えて、1000回やって、初めて視えてくるもの

 
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夜は千の眼を持つ。B-B


1日1000ページ、月に3万ページを目標に綿密な「ぼくのコトバ戦争 ── 読書5カ年計画」を立てたのは小学校3年生の夏休みだった。

サルからヒトへの黎明期を経て、中学生となった私は直立歩行を経て旧石器時代へ、真っ昼間へと足を踏みいれた。それは来るべき夕暮れ、ドキッ! ── 革命前夜。パルチザンの暗躍 前から後ろから/夜の闇の果て ── 革命初期段階。下部構造の仕組み もっと奥までという高校時代の苦痛と苦悩と苦悶と暴虐と虚無と憤怒と憎悪の3年間をくぐり抜け、耐え忍ぶための準備運動の時代だった。

中学1年の秋の夕暮れ。アソシエーション・フットボールの練習を終えた私は夕陽に染まりゆくグラウンドや裏山や人間どもや世界を俯瞰しながらひとつの考えに至った。前日の夜には「ぼくのコトバ戦争 ── 読書5カ年計画」を当初予定より早く終えていた。音楽教師からもらったミルフィーユをむさぼり喰いながら私はついに思い至った。それは福音あるいは啓示と呼ぶにふさわしい閃きだった。

「いくら本を読んでもえるものなどなにもない。重要なのは多く読んだことではなく、善く読むことである。善く読むとは、これと決めた書物、書物の中の1ページ、数行、1行を繰り返し繰り返し読むことである。ひたすらな反復継続。リフレイン。繰り返し。何度でも何度でも。もっともっと。奥まで。読書百遍意おのずから通ずるのではない。読書千遍意おのずから通ずるのだ。千遍万遍億遍…無量大数遍。読書にかぎらない。言語表現も音楽も映画も絵画も彫刻も建築も、そして、人間もだ。」

かくして、私の1000回読み、1000回書き、1000回聴き、1000回観て、1000回考えて、1000回やる1000回の日々/Le Jour du Mille foisは幕をあけた。


The Night Has a Thousand Eyes - Paul Desmond & Jim Hall
 
by enzo_morinari | 2019-04-11 04:36 | 1000回/Mille fois | Trackback | Comments(0)