古今東西最長の単語は189,819文字である。(文庫本1冊分)(Crazy English Dictionary)
ありとあらゆる種類の食材を含んだ料理を作るのが趣味の西洋美術史の教授は私の
パートタイムスーペリアススーパーエスプリエンダイブカリフラワーカリギュラカリクービジリスティックエキスピアリエキセントリックエキゾチックエキストラエキビョーエンガーチョキッターヨエリーゼノタメーニエキーベンスタイルエモーショナルエモーティコンエントリーエントランスエグジスタンスエノケンエージングエコロジカルエキサイトポンコーツエビデンスエビチーリエノキドエノキダケスタートユアエンジンエンストエピキュリアンドーシャスである。
長久手翁栗トリス教授、すなわち長栗教授は72歳。はやくに夫を亡くし、漢日照り/レマン湖砂漠の日々を生きてきた。そして、私と出会った。
名は体を表す。長栗教授は長い栗トリスの持ち主だった。その長大さと言ったら、トリスを飲まずにトリスタンとイゾルデをともなってハワイに行ってしまう勢いである。さらに、輪儀汝の吸引力がすさまじかった。その吸引力はバキューム・カーなみ。ティンコがちぎれて金楚糕うまか棒になってインカ・マンコ・カパック国際空港まですっ飛んでいく火処だった。かくして、私と長栗教授との火処玉門汁まみれの日々は痛みと甘みに彩られることとなったのである。ウソナソのナソチャソは恢復不能のメソヘラだが、サソトリのなっちゃそはうまい。うまか棒の午後の午茶味くらいうまい。
私は長栗教授をスーパーエキセントリックエキゾチックエキストラ・バキュちゃんと呼んだ。私が呼ぶと、長栗教授は両乳首をつまんで伸ばしながら「メロリンキューリのキューちゃんちゃらオカシーユーアゲインランドンスの文鎮高島屋!」と絶叫した。つづけて、「ビックリ! 長クリ! マングリがえし!」とも。
東京大学文学部美学専攻の人物がこのありさまであるからして、内閣総理大臣の国会所信表明演説における霞ヶ関文学がポンコツボンクラヘッポコスカタンのスットコドッコイなのはムンベー・ムベナルカナリア諸島で薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて海に向いたテラスでペンだけ滑らす浦辺粂子DEATH YODAは不気味なフォースの使い手で宮澤喜一に似ているようだ。
それはさておき、ジュリー・アンドリュースことデイム・ジュリー・エリザベス・アンドリュースの話す英語は鼻持ちならないと思っていたら、現代世界でもっとも鼻持ちならない強欲したたかな超後期高齢者であるエリザベス・アレクサンドラ・メアリーばばあの国生まれ。ディズニー映画の『メリー・ポピンズ』でハリウッド・デビューするまで生活の本拠地はイギリスだった。なるほど。鼻持ちならないクイーンズ・イングリッシュなはずである。氏より育ち、宇治の抹茶黒蜜アイスバーは狭山茶のとなりのとろとろトトロというのは本当である。狭山事件はひどい童話だ。
Supercalifragilisticexpialidocious - Mary PoppinsLongest English Word (189,819 Words)