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カテゴリ:666をめぐるロクでもない話( 4 )

666をめぐるロクでもない話 高校生辻占い師、街角に立つ(3/3) 無重力ダンスで耄碌爺さんをシャンとさせ、眼差しと声で不全感人妻を蕩けさせる。

 
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「高校を卒業してから30年、この稼業でめしを喰ってきた。ロクマは20年やってる。ロクマについちゃ横浜どころか関東で一番だって自信があった。でもな ──」

そこで佐藤栄作は言葉を切った。

「でもな ── おまえにはかなわない。なにをどうしたってかなわない。言いたくないがよ、おまえはとんでもない天才だ」
「ロクマがすごくたって大したことじゃない。相手を誘導尋問に引っかけて、たぶらかしてるだけのことだしね」
「おまえの言うとおりだがよ…。おまえは神農さまか安倍晴明の生まれ変わりかもしれないな。おれは正直、おまえがおそろしい」

佐藤栄作は青ざめ、少し震えていた。私はしょぼくれたような佐藤栄作に言った。

「さあさあ! しみったれた話はこれくらいにして仕事の時間だ」

ロクマ場に着いたときにはすでに客が5人いた。爺さん婆さんが4人。和服を着た年増が1人。ハマ楽器のトイレで着替え、支度が済むと、胸にApocalypse 666とプリントされたパープルのスウェットを着たよぼよぼの耄碌666爺さんが「お願いします」と言って前に座った。

耄碌666爺さんは歩くのもしんどそうだった。肩で息をしていた。顔色も悪かった。死ぬなと思った。もって3ヶ月。へたをすれば1ヶ月。

「爺さん、もうすぐ死ぬよ」と私は言った。
「やっぱり」
「うん。医者にはかかってるの?」
「はい。でも病気ではないって」
「そのほうが厄介だ。死神は?」
「毎晩」
「どうするかな」

私は立ち上がり、耄碌666爺さんを支えて立ちあがらせた。

「おれのやるとおりにやって」と言ってからノー・グラビティ・ダンス/無重力ダンスを踊った。ムーン・ウォークだ。マイケル・ジャクソンがまだジャクソン5の末っ子として歌って踊ってショタ公していた頃。つまり、世界で初めてムーン・ウォークをやったのは私ということになる。横浜駅西口の川っぱたのパープル・フィッシュというディスコでクリスマス・パーティーがあり、ショー・タイムのときに踊ったのが最初だ。ノー・グラビティ・ダンス/無重力ダンスの原型は空飛ぶスパゲッティ・モンスター教の円盤に乗って月の裏側に行ったときにおぼえた。

最初、耄碌666爺さんは私の動きを真似しようと必死だったが、皇帝ペンギンがひきつけを起こしているみたいだった。

しかし、ついにそのときはキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。もうすぐ死ぬはずの耄碌666爺さんが重力に勝利したのだ。拍手と歓声があがった。

色気ムンムンの人妻はしきりに白い喉元を見せた。乳白色の肌は吸いつくような感じだった。私のちんこは激しく勃起し、ホッキ貝になった。

なぜ色気ムンムン人妻はわかったんだろう。見台の下から手を伸ばして私のホッキ貝を強い力でつかむと獰猛にしごいた。あやうくイキかけた。

「さて、奥さん。Hand Jobでいそがしいところ悪いけど、おれとまぐわいたいんだね? おまんこしたいんだね?」

色気ムンムン人妻は超高速でうなずき、超高速手コキのギアを1段上げた。ロクマ場をたたみ、松影町のHotel Rout 66にシケこんだ。そして、朝までヤリまくった。色気ムンムン人妻は「全身がおまんこになったみたい」と言い、白目をむいた。窪薗千枝子も顔色なしというほどキシューッキシューッという音を立てて潮を吹いた。色気ムンムン人妻の吹いた潮でシーツは水浸しになった。

「あなたの声を聴くだけでおまんこがガクガクブルブルギューギューってなっちゃう」

「じゃ、これは?」と言って色気ムンムン人妻をじっと見つめた。色気ムンムン人妻は悲鳴あげて激しく達した。潮が1mくらい噴きあがった。男も女もどいつもこいつもロクでもない色キチガイばっかりだと心の底から思った。


Moon Walk/No Gravity Dance/ムーン・ウォーク/無重力ダンス - Michael Jackson
 
by enzo_morinari | 2019-01-30 19:07 | 666をめぐるロクでもない話 | Trackback | Comments(0)

666をめぐるロクでもない話 高校生辻占い師、街角に立つ(2/3) マドレーヌ現象によるディヴィナシオンで5時間で稼いだゼニは100万円

 
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佐藤栄作と浅草まで出かけ、千鳥屋という男物の和服専門店で占い師の衣装を揃えた。

檳榔子黒の宗匠頭巾、織部の小袖に木蘭色の道服、檳榔子黒の道行襟の外套、錆御納戸の手巾、錆御納戸の帯、紺鼠の襦袢、足袋等々。最後は新仲見世の草履屋で別誂えの雪駄を買った。

用事が済んで、馬道通りの弁天山美家古寿司で鮨を食べた。鮪のヅケと玉子焼きがうまかった。鮨屋のおやじはすごくいい感じだった。佐藤栄作とは馴染みのようだった。

二人とも酔っ払っていたので横浜までタクシーで帰った。その日は佐藤栄作の家に泊まった。帰ったのは夜の10時近かったが、佐藤栄作の部屋住みの若い衆と家族全員が出迎えた。長女は目の玉が飛び出るくらいの美人だった。今思えば、伊東美咲に瓜ふたつだった。

翌日は朝めしのあとに前の日に揃えた占い師の衣装を着つけた。肝心のところは佐藤栄作の姐さんがやってくれた。いい匂いがした。激しく勃起したら、姐さんにちんこを指で弾かれた。ちんこを弾いたあと、耳に熱い吐息を吹きかけられた。耳たぶをなめられ、噛まれた。姐さんはゾクゾクする声で「こんどね」と言った。

夕暮れ前に伊勢佐木町に出た。ハマ楽器の脇。小机に緋毛氈をかけ、宗匠頭巾をかぶった佐藤栄作が椅子に座ると、すぐに客が来た。

佐藤栄作の喋り口調、仕草、動きなどを観察した。小学生の頃に易経は読んで理解していたし、前の晩に高島易断の本を丸ごと暗記していたので、佐藤栄作の話していることはすべて理解できた。

1時間ほどで客は3人来た。

「おやじさん。もういい。おれにやらしてくれ」と佐藤栄作に言うとすごく驚いた。

椅子に座り、口上を言った。

「おこんばんは! ネチョリンコンでハベレケレ! レイディース・エン・ジェントルメン・アンドおとっつぁんおっかさん! 本邦初の高校生占い師! おふらんす生まれの横浜育ち! 顔見て手見て声聞けばすべてお見通し! 10年後のことも丸わかり! おふらんす仕込みのマドレーヌ・デュ・ラ・ディヴィナシオン! ユリ・ゲラーもびっくりのサイキック・リーディング!」

すぐに黒山の人だかりになった。一人当たりに費やす時間は5分ほど。それを5時間ぶっつづけでやった。稼ぎは100万円近かった。佐藤栄作はあいた口がふさがらない様子だった。現役高校生辻占い師のデビュー、トーク・ショーとしては上々の滑り出しだった。事前の約束どおり、儲けは折半。50万円近いカネがふところに転がりこんだ。


Fortune - HY (仲宗根 泉/Izu)
 
by enzo_morinari | 2019-01-30 04:05 | 666をめぐるロクでもない話 | Trackback | Comments(0)

666をめぐるロクでもない話 高校生辻占い師、街角に立つ(1/3)

 
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17歳、高校2年の春休み。香具師の親分に頼まれてロクマ(六馬/辻占)をやった。その顛末の話だ。


六角橋のたもとにある福島の会津若松市から移築された二重らせん構造のさざえ塔六波羅探題横浜支部で塩基配列縁起にかかる六波羅蜜付審判請求手続きをすませた帰り道、ジャイアンツの背番号6のユニフォームを着た男に呼び止められた。土井正三だった。横には道場六三郎がいた。

「突然、ダブルヘッダーで悪いんだけど、いいかな?」
「よくない」

言下に拒否すると、明石の鯛の頭を捧げ持った道場六三郎が言った。

「贖罪に国境なし」
「贖罪するようなことはしてねえよ。贖罪するくらいならエスコフィエの食材になりてえよ。鯛の頭もロクに切れねえポンコツ老いぼれ料理人」

私が言い終えるや否やオンボロのサンバーのワゴンの荷台から佐藤栄作が飛びだしてきた。

「乗んな、あんちゃん」

強引に私の腕をつかみ、オンボロ・サンバーに押しこんだ。佐藤栄作は左右の手の指が合計6.66本しかなかった。

佐藤栄作は霊岸島桝屋という的屋組織の3次団体の親分、香具師だった。佐藤栄作は通名だ。本名は李徹ー。在日韓国人二世だった。佐藤栄作の両親は済州島出身。戦前に日本に来た。

「あんちゃんを見こんで頼みがあるんだがな」
「おれはあんたのことを知らないし、あんたに会うのは初めてだぜ」
「あんたは知らなくてもおれはあんたのことをよく知ってる」
「どういう意味だよ」
「中村シュンジは知ってるよな?」
「知ってるもなにも、おれの兄貴分だ」
「シュンジからあんちゃんのことはよく聞かされてるんだよ」

中村シュンジは13歳年上の地元の伝説の不良の先輩だった。

「シュンちゃんがらみのことなら無碍には断れないな。で、高校生のおれを見こんでっていうのは?」

「これだ」と言って佐藤栄作は筮竹/算木/筮筒/筮竹台などの占いの道具を並べた。こうして、世界で6人目の高校生辻占い師は誕生することとなった。


Roxanne - The Police
 
by enzo_morinari | 2019-01-29 18:09 | 666をめぐるロクでもない話 | Trackback | Comments(0)

666をめぐるロクでもない話 おしゃべり魔女は麓郷の人々に六花亭の毒入りマルセイ・バタサンドを666個配る。

 
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666は死の数字

Barcodeは獣の数字の刻印である。

六馬和せざれば造父も以て遠きを致す能わず Jun-Kyo

小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は666である。Apocalypse de Jean (Révélation 13:15-18)


六甲山中の丸太小屋。

対数計算に関する問題をブログにUPするためにPCに向かい、難しいロビング・ボールをなんとか処理してロギング作業に戻った。

ケニー・ロギンスの『Nightwatch』がひどい針飛びを起こしたとき、事前のアポイントメントなしで公安調査庁の公安調査官が訪ねてきた。

顔色の悪い公安調査官は私のLogarithm Daysとロヒンギャ・ピープル支援の公式記録と補陀洛渡海航海時の航海日誌(Logbook)の引渡しを求めた。

物も言わずに張りたおし、チェンソーで6分割してから六分儀に磔にした。最後は王水で溶かした。世界が2パーセントほど臭くなくなった。

過日、遠いところにある果実を求めて666年ぶりに実家を訪ねた。徒歩では途方もない距離だが匍匐前進、五体投地なら鼻歌まじりでコンビニに行くようなものだ。

六花亭の創業者の関の孫六である私は66歳、離婚歴6回、麓郷の華麗なるロクデナシのロクさんと陰口を叩かれる身の上である。よって、すべての国税と地方税は鐚一文払ったことがない。未納の王である。すなわち、山吹の化身。実のひとつだになきぞ悲しき身の上である。得意な将棋の戦法は振り飛車の美濃囲いだ。

遠いところにある果実はトーキング・フルーツ。よくしゃべる。言わなくていいことまで言う。言ってはいけないことさえ言う。トーキング・フルーツは古舘伊知郎のトーキング・ブルースを見るときには欠かせない。特に6月6日の無口の日の日本橋三越本店のショーウィンドウの中で古舘伊知郎がトーキング・ブルースのパフォーマンスをやるときは。

酷使しつづけている大脳辺縁系が悲鳴をあげたので、六花亭のマルセイ・バタサンドを666個食べた。最後に六花亭のマルセイ・バタサンドを食べたのは蘇我入鹿が中大兄皇子と中臣鎌足に暗殺された大化改新の666年のことだから、かれこれ、45.4=666億年になる。

腹ごなしに、666億光年離れた隣町であるバハマのCompass Point Studiosの脇のTom Tom Clubの斜向かいでTalking Headsを持つおしゃべり魔女と『悪魔のラヴ・ソング』を歌っていると、激しく痙攣するデヴィッド・バーンがやってきて、「Urabe Kumeko Death YODA」と片岡鶴太郎+YODAにトランスフォーム・メタモルフォーゼズして言った。その場にいる人々は全員トランス状態になった。電信柱の変圧器が轟音を発して爆発した。

アレクサンドリアの南のはずれの六芒星図書館でかっぱらった古い本、『666をめぐるロクでもない話』にはそう記してあった。とても疲れたので、六花亭のマルセイ・バタサンドを645個食べた。すぐそばで蘇我入鹿がバンドウイルカの着ぐるみをかぶり、よだれを垂らしながらこちらを見ていた。

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おしゃべり魔女 Tom Tom Club (米米CLUBのパクリ元) (1981)

Mauvais Garçon (悪ガキ/ろくでなし) - adamo (1964)

We Will Rock You - Queen (Official Video)

トーキングブルース 12th お経 古舘伊知郎

Apocalypse - Second World War Documentary - WW2 Documentary
 
by enzo_morinari | 2019-01-28 18:12 | 666をめぐるロクでもない話 | Trackback | Comments(0)