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カテゴリ:33回転と45回転の青春( 1 )

Goodbye Analogue Days/33回転と45回転の青春との訣別と埋葬と野辺送り

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自分で45回転のドーナツ盤/33回転のビニルのLPレコードを買い、オープンリール・テープやカセットテープなどの音源を入手するようになってから今日まで、ずっと欠かすことなく音楽備忘録のごときものをつけてきた。音楽備忘録(No Music,No Life)には意識して本格的に音楽を聴きはじめてからの音楽にかかわるすべての記録が記してある。買ったレコード/CD、聴いた日時、聴いた回数、聴いたシーン、そのときに置かれていた状況、感想等々。

Tower RecordsがNo Music, No Lifeという広告をマガジン・ハウスの雑誌ポパイの表4に出したときはすごく驚いた。小学校3年の秋からつけていた私の音楽備忘録のタイトルがNo Music, No Lifeだったからだ。

私のNo Music, No Lifeは私と母親以外に知る者はいないから偶然の一致にすぎないが、おかげでTower Recordsがすごく好きになった。横浜関内馬車道にあるユーリン・ファボリ5FのDisc UnionのSecond Handsか元町のTower Recordsに行けば必ず私がいると仲間内で評判になるほどだった。

Ultra SCSI/Ultra320接続した6台のWestern Digital社製HDには音楽ファイルだけで150万曲を超える音源が入っている。私の外付けHDはまさに音楽の大伽藍だ。情報の総量は軽くかの知の殿堂アレクサンドリア図書館を凌ぐ。

12,688日と18時間42分24秒。ノンストップで再生してもこれだけの時間がかかる。すべて聴くのに要する時間は35年弱。生まれたての赤ちゃんが区役所の戸籍係の係長になっているほどの時間。途方もない。馬鹿げている。あいた口がふさがらない。しかし、すべては私がたった一人の音楽軍隊としてやったことである。

私の音楽の大伽藍はジャズ・ミュージック/古典楽曲/民族音楽を中心にジャンルを問わずに種々雑多な音楽ファイルで構成されている。童謡/唱歌/世界の民謡/古謡/古いうた/上質のポピュラー音楽/ムード・ミュージック等々。ただし、ロックなるチンピラ音楽の音源はほとんどない。キノコ頭虫けら4人組の音源は10曲足らず。タラコくちびる野郎の転がる石楽隊の音源に至っては『満足』と『黒く塗れ』のみである。

チンピラ音楽を聴いても楽しくならない。気持ちよくない。旋律もリズムもテンポもストラクチャーもコンスティチューションもお話にならない。だから、私にとってチンピラ音楽は音楽と呼べるシロモノではない。ただの雑音騒音、ノイズである。Nutty Nose Noise. 鼻曲りのノイズ。第一からして、毛唐アメ公のサル真似をしたロック風演歌/ロック風民謡になんの価値があるというんだ?(Xジャップとかいうチンドン屋のYOSIKOってナル坊はなんだありゃ?)

Digitalが音楽視聴の中心にシフトすると見切ったときにアナログ音源はすべて処分した。3万数千枚。PCに音源を取りこむようになってからは取りこみの完了したCDを処分した。1万数千枚。それは33回転と45回転の青春との訣別/埋葬/野辺送りでもあった。Goodbye Analogue Days. さようなら、アナログ・デイズ ──。

Bye Bye, Black Listening Saucer.
Bye Bye, Rainbow Listening Saucer.
 
by enzo_morinari | 2018-09-11 00:54 | 33回転と45回転の青春 | Trackback | Comments(0)