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カテゴリ:星を継ぐ者の系譜( 8 )

星を継ぐ者の系譜 「イクときはいっしょ!」と女は叫び、随喜の涙を流す。No Woman, Nuh Cry.

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泣かない女はいないけど泣いちゃいけない。B-M


「ヤーマン。あと42秒で着くけどさ。おれ、キメキメでタッチダウンに自信ないから、あとのことはオレンジジュース・シンプソンにまかせる。それもこれもJahのお導きだから。ラスタマン・ヴァイブレーションでバビロンまでひとっ飛び! 深い河のほとりで会おうぜ!」

オレンジジュース・シンプソンはアーウィン・ギルバート・シャムフォロフの助けを借りながらも、80ヤード独走してワイフマーダー・タッチダウンした。

キングストンはすさまじい湿気だった。

「ジャマイカはジトジト、わたしはビショビショ」とベッチョリオス・オマヌチョスは叫び、着ているものをすべて脱ぎすてた。スッポンポン。ダイアナロスッポン鍋が食べたくなるくらいシュープリームに。3匹のシュリンプ付きで。肥後芋茎持ってくればよかった。

ゴードン・マシュー・トーマス・サムナーによく似たトレンチタウン・マフィアコートを着たポリスマンは笑って見ているだけだ。

No Woman, No Cry - Bob Marley & The Wailers
 
by enzo_morinari | 2018-10-01 12:58 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(0)

星を継ぐ者の系譜 勃起させろ! おっ立てろ! ぶちこめ! 怒れ! 戦え!

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「ヤーマン!本日はウェイラーズ・エアラインズに御登場いただき、ありがとよ。ヤーヤーマン・ヤーマンレー・ヤリマーン・インターナショナル・エアポートまでラスタファリにひとっ飛び、Jahのお導きどおりに直行しちゃうからよ!めんどくせえからトランジットなし。堕ちたらスマソ。ちがうとこ着いちゃってもスマソ。それもこれもJahのお導きだからさ」

機長はオーバー・ドーズ全開/パーフェクト・ドゥービー/ストーン・ヘッド状態でアナウンスした。ベッチョリオス・オマヌチョスは大イビキ、大オシャマンベだ。Big Dick伝説の2人、Dick Mineとユリ"Big Dick"トールが赤い風車で「オスケベ講座」をオッパメおっぱじめてしまう勢いだ。それもこれもJahのお導きどおり。と思った途端に機内に轟きわたる屁をぶっこいた。くせえのなんの、鼻がひとつとれた。

ところで、ラスタファリアン・カラーに塗られたセスナ機に毛の生えたジャンク&ジャンキーなポンコツ飛行機で本当にキングストンにたどりつけるのか? そんな心配をよそに機内に『Natty Dread』が大音量で流れはじめた。ラスタマン・ヴァイブレーションでバビロンまでひとっ飛びだ。

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Get Up, Stand Up - Bob Marley & The Wailers
Natty Dread - Bob Marley & The Wailers
 
by enzo_morinari | 2018-09-30 20:15 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(0)

星を継ぐ者の系譜 バッファローの兵士はエクソダスを妨害するポリスマンをシュートし、ぶっ飛びラスタファリアンは「Go ahead, suck my big dick!」と叫ぶ。

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How the dreadlocked rasta was a Buffalo Soldier. B-M

バッファローの兵士はエクソダスを妨害するポリスマンをシュートし、ぶっ飛びラスタファリアンは「Go ahead, make my day! suck my big dick!」と叫んで自由アルデンテ王国の空飛ぶパスタファリアンを視えない銃で自由狙撃する。ポリスマンは「スマソ」とだけ言って荒野の交番の前でぬかずき、スマホをへし折った。ヘシオドスが驚いて種蒔きをやめ、ぎっくり腰そっくりの「くの字」体勢をとった。当面、当座の資金の工面と播種と散種と落首と握手と奥主と博識白書の仕上げとハクション大魔王の接待とハクション各種に忙しい苦沙弥先生に出番はない。「アクション!」の声はかからない。ありがたい。ありがたい。


世界樹と生命の泉の出会う土地で偶然出会ったジャマイカ政府観光局エージェントのハマイカ・ザイマカに紹介されたベッチョリオス・オマヌチョスに居座られて1週間になる。シコリまくりの1週間で困ったものだ。シコ困り。確と困る。然と困る。思考するカンガルーのように困り果てる。オマヌコを突っついてばかりいる亀頭はあたまツンツルテンで目がひとつおまけに手もなきゃ足もない根本に生えるものがある坊主丸儲け。鹿頭は銀杏の二十文。しかも、相手は爪先立ち騎乗位の最中に突如として四股を踏みだす醜女。蔓草でできたバレットと山葡萄の実のイヤリングをしている。FF7のバレット・ウォーレスはいかつい。

FF7のニブルヘイム出身の元ソルジャー、チョコボ頭のクラウド・ストライフの奥義最終必殺秘技は超武久閃断神覇裂斬。反神羅カンパニーのアルチザン組織アバランチのリーダーであるバレット・ウォーレスはタフガイだがミネルバブレスを装備できない。メニューはL1. 装備できるアイテムは武器と防具/バングルとアクセサリの3スロットのみ。Ability Pointは成長を促進する。ATB/アクティブ・タイム・バトルのゲージ減少は死へのカウントダウン。モーグリとチョコボのチョコモグ・ダンスは隠し砦で。コスモキャニオン出身のRed XIII/ナナキはイカす。FF7istはアイシクルロッジ出身のミッドガルの花売りにして古代種/セトラ唯一の生き残りであるエアリス・ゲインズブールに恋をする。エアリス・ゲインズブールは星読みに長け、ライフストリームを導く。Mac使いはしばしばエアリスとエリアスを混同し、混乱する。

「してもいいんじゃないか?」とオマヌチョスに言った。
「してもいいんジャマイカ。生がいいんジャマイカ。in Jamaicaで」とオマヌチョスは答えた。
「ウェイラーズ・エアラインズにリザベーションのメール送る。コンファメーションはおまえにまかす。誤魔化すなよな。誤魔化したら臍のゴマほじくりだしてマカ茶に煎じて護摩符に貼りつけるからな」
「Fontworksのレゲエ書体でセソズリをかくと言った自分が愛おしい」
「おまえ、セソズリをかくなんて言ってねえぞ」
「言った」
「言ってない」
「言った。ラスタファリな心の中で」
「Jahの軍配はおまえに上がった」

Buffalo Soldier - Bob Marley
 
by enzo_morinari | 2018-09-29 04:42 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(0)

星を継ぐ者の系譜 跳ねるロゴスの男

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ハッパフミフミ
クサ喰えば
マンチーキタコレ
コークでキメキメ


『出ジパング記』と中野サンプラザと解放区、無法地帯。ヤーマン、ラスタマン、ラスタファリアン、ドレッダー、レゲエ野郎ども。イケナイケムリ、スモク、巨大な凡愚。

『Rasta Man Chant』が大音量で流れる中、「ラスタ・マン! ちゃんとしろ!」とヤーマンは怒鳴った。


1979年4月、『出ジパング記』を記す景気づけとバビロン行きのバスに乗るためボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ東京公演の会場である中野サンプラザまで出かけた。東京公演の2年後、ボブ・マーリーはJAHの導きにより天国に召されたため、最初にして最後のジパング降臨であった。

そのころの世界はフラワートップな1970年代に別れを告げ、なんとなくクリスタルな1980年代を迎えようと鼻持ちならない空気にみたされていたと記憶する。吾輩の鼻がきくのは一部でつとに知れわたっていて、ほどなくタナカヤスオという鼻持ち大王、ボンクラのスットコドッコイがヘッポコ文学賞を受賞してジョシダイセーなる珍妙奇天烈な生き物どもをのさばらせる下地をつくる。 

(カタログ小説だあ? ミンダナオ島でタガログ語でも勉強してきやがれ! チュパイマコ野郎! うさん臭いことこのうえもない「脱ダム宣言」ぶっこきやがってよ! てめえのごとき外道には「きみのココロにダムはあるかい?」なんぞとはけっして問わないが、せいぜい、そのふやけた脳みそにココロのボスの鼻毛でもつけあわせてやりたいぜ! 脂肪お遊戯のヤスオちゃん元知事さんよ! スーツの襟元、ラペルに張りつけた気色の悪い物件をとっとと外しやがれ!)

自画自賛になるけれども1979年春の段階で吾輩はこれら一連のスカの主犯どもの登場と悪辣ぶりをほぼ正確に嗅ぎあてていたのだ。

ソムリエ世界一を鼻にかける鼻持ち野郎のタサキシンヤやら全日空エンタープライズ(旧全日空商事)の取締役におさまって御満悦鼻高々のタカハシトキマルやらお家の一大事で青息吐息、赤坂プリンスのトリアノンでトリュフ探しにやっきになりすぎたポルクよろしく若い衆にブイブイブーブー、ブーたれるカツヤマ某やらの鼻より、吾輩の鼻のほうが数段きくし、華もあると鼻を大きくふくらませて言っておく。

ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの東京公演は、吾輩が経験したあまたのライヴ、コンサート、リサイタルの中で文句なし、堂々のダントツ第1位である。いまもその評価はかわっていないし、永遠にかわることはない。とにかく、ひと目ボブ・マーリーを見ようというヤーマン、ラスタマン、ラスタファリアン、ドレッダー、レゲエ野郎どもで中野サンプラザはごったがえしていて、どいつもこいつもあたりまえのようにぶっといアレをスモクしまくっていた。

「これはただごとではない。やばいんジャマイカ?」とがらにもなく動揺したことをおぼえている。なかにはお手製の巨大な凡愚を持ちこむ剛の者までいた。あちらこちらからジョイントがまわってきた。スカンクのにおいにヤラれて吐くやつが続出した。吾輩はこのままソリッド&コンクリメントなチョコレートを貪り食いながらアカプルコ・ゴールド・コーストにすっ飛んでいきたい気分だった。花の頂上が吾輩の鼻の穴をコークコークくすぐりまくっていた。

その日の中野サンプラザはまさに解放区、無法地帯、地上の楽園だった。吾輩はとなりにいたすごい美人のおねいちゃん(10歳ほど年上にみえた)と人目もはばからずにネッキングし、激しく舌をからませあい、ペティーングし、さらには、その場でメイクラヴにまでおよんだ。吾輩はその美人のおねいちゃんとつながったまま彼女をかかえて雄叫びをあげ、そこいら中を走りまわった。それは吾輩に限ったことではなくて、いたるところで起こっている「あたりまえ」の光景であった。 

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跳ぶ男/LOGOS JUMP

「おれの名はロゴス。宇宙の果てまでだってジャンプする」

男は言うとその場で軽く2、3度ジャンプし、首をまわし、肩をまわし、膝と肘をまわし、足首をまわし、屈伸し、開脚した。そして、おもむろに天空に煌々として馥郁と輝くグレープフルーツ・ムーンを見上げた。深呼吸。もう一度深呼吸。さらにもう一度。男のからだが徐々に輝きだす。まばゆいくらいになる。「JAH   !」という雄叫びをあげたと同時に男のからだは宙空に浮かび上がり、宙空で一瞬停止したかと思う間もなくものすごいスピードで天空に向けて、宇宙の果てに向けて上昇していく。

「さらばロゴス。さらば跳ぶ男」

かたわらの観る男がつぶやく。

「コギトよ。考える男よ。こんど跳ぶ男に会えるのはいつだろうな?」
「われわれはもう二度と跳ぶ男に会うことはできない。われわれの世界はロゴスを失ってしまったのだ」
JAHの、つまりは『宇宙を支配する巨大な意志の力』のお導きなのだからしかたあるまいな」
「そのとおりだ」
「これからどうする? 考える男」
「そうだな。なにはともあれ、疾走しよう」
「うむ。それが一番だ。疾走するのが。われわれに残されたのは疾走することだけなんだからな」
「疾走しているうちになにか別のことが必ずみえてくる」
「観るのはおれの仕事だ。考えるのはおまえに任せる」
「わかった。わたしは考えよう。答えが出るまで考えつづけよう」
「たのんだぜ。わたしは観つづける。そして、すべてを見届ける」

わたしと観る男は疾走する。疾走するわれわれの正面に跳ぶ男のはにかんだような笑顔が次から次に浮かび、通りすぎ、そして遠ざかってゆく。

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40年以上を経た今でも不思議でならない。1974年の春、E.クラプトンの『461 Ocean Boulevard』が世に出る3ヶ月前のことだ。4月。高校の入学式の翌日、登校途中の朝、後ろからそれまでに聴いたことのない不思議なリズムの歌が聴こえてきた。しかも、驚くほどの大声で。振り向くとドレッド・ヘアの男がいた。もちろん、当時は「ドレッド・ヘア」という言葉すら知られていない時代だ。いま思えば、歌は『I Shot the Sheriff』だった。ただし、「I Shot the Sheriff」のところを「I Shot the Police」とかえて男は歌っていた。そのときは、吾輩はまだボブ・マーリィのことも『I Shot the Sheriff』のことも知らなかった。

鋭い眼光。褐色の肌。引き締まった体。切れ味のある身のこなし。あきらかに黒人だ。身長はゆうに180cmを超えている。吾輩は180cmだがそれよりアカプルコ・ゴールドみっつ分、スカンク5匹分、パナマ・レッド3本分、フラワー・トップスひと握り分は大きかった。しかも、真新しい制服を着ていた。前の金ボタンはすべて外されていて、制服の中から鮮やかな緑色の葉が描かれたTシャツがのぞいていた。メアリー・ワーナーのイラストだった。メアリー・ワーナーの葉っぱのイラストの下には「Get Up, Stand Up! Don't Give Up the Fight!」の文字があった。

「ヤー・マン!」と満面の笑顔で男は言った。口元からのぞく歯はエクストラ・ウルトラ・スーパー・トニー・ジョー・ホワイトくらい白くてまぶしかった。ヤー・マン? なんだ、そりゃ? 吾輩が不思議そうに男を眺めていると、男は「ヤー・マン。サボろうぜ」と言って肩を組んできた。

「サボってなにするんだよ」
「逗子の森戸に太陽が海に沈む秘密の場所があるんだ。行こうぜ」
「太陽が海に沈む秘密の場所ならよく知ってるよ」
「そんなら話は速えや」
「ところで、さっき歌っていた歌は?」
「レゲだ」
「レゲ?」
「くわしいことは逗子の海で教えてやるさ。とにかくだ、Time Will Tellだけど俺たちにゃ、時間がねえ」

そして、吾輩と星を継ぐ者、跳ねるロゴスの男はその場でジャンプ・ダンピング・クイック・ターンで360度回転し、さらに180度向きをかえて学校に背を向け、駅に向かって踊るように走りはじめた。腹の底からエネルギーが溢れてくるような気分だった。それは跳ねるロゴスの男もおなじだったはずだ。吾輩はおぼえたての言葉を叫んでいた。

「Hoka Hey! Ya Ta Hey!」
「なんだって? なんて言ったんだ?」と跳ねるロゴスの男がたずねた。
「戦うにはいい日だ! 死ぬには手頃な日だ!」
「ヒャッホウ!」
「アヒェヒェ!」

われわれはゲラゲラと大声で笑いながらオーバー・ドーズ全開で疾走した。ジミ・ヘンドリックスより、ジム・モリソンより、ジェフ・ベックより、ジョン・レノンより、クリフォード・ブラウンより、ボブ・ヘイズより、カシアス・クレイより、カール・ゴッチより、ルー・テーズより、スプートニクより、アポロ13号より、アメリカより、ソ連より強く速く。何倍も何十倍も何千倍も何万倍も何百万倍も強く速く。登校中の高校生どもが驚きの表情を浮かべてわれわれのために道をあけた。吾輩と跳ねるロゴスの男との星を継ぐための日々のはじまりだった。

 I Shot the Sheriff - Bob Marley(Studio Recording)
 I Shot the Sheriff - Bob Marley (Live) *B.マーリィが完全にぶっ飛んでいる。

さて、ラスタマン・ヴァイブレーションでバビロンまでひとっ飛びだ。エクソダスの日はちかいぞ! ナッティ・ドレッドの兄弟たちよ!「その日」に備えてがっつりバックバクに炎をつかんでおけ! 一度つかんだ炎は絶対に離すなよ。幸運、チャンスの女神の前髪といっしょなんだからな! アチッ! またくちびるをヤケドしちまったぜ。まったく齢はとりたくねえもんだ。ジョイントひとつまともにできやしねえ。もうちょい、きつく巻いてくれよ、兄弟。

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Third World - Lagos Jump

(JAHの導きがあればつづく。)
 
by enzo_morinari | 2018-09-28 16:11 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(0)

跳ねるロゴスの男

 
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40年以上を経た今でも不思議でならない。1974年の春、E. クラプトンの『461 Ocean Boulevard』が世に出る3ヶ月前のことだ。4月。高校の入学式の翌日、登校途中の朝、後ろからそれまでに聴いたことのない不思議なリズムの歌が聴こえてきた。しかも、驚くほどの大声で。振り向くとドレッド・ヘアの男がいた。もちろん、当時は「ドレッド・ヘア」という言葉すら知られていない時代だ。いま思えば、歌は『I Shot the Sheriff』だった。ただし、「I Shot the Sheriff」のところを「I Shot the Police」とかえて男は歌っていた。そのときは、吾輩はまだボブ・マーリィのことも『I Shot the Sheriff』のことも知らなかった。

鋭い眼光。褐色の肌。引き締まった体。切れ味のある身のこなし。あきらかに黒人だ。身長はゆうに180cmを超えている。吾輩は180cmだがそれよりアカプルコ・ゴールドみっつ分、スカンク5匹分、パナマ・レッド3本分、フラワー・トップスひと握り分は大きかった。しかも、真新しい制服を着ていた。前の金ボタンはすべて外されていて、制服の中から鮮やかな緑色の葉が描かれたTシャツがのぞいていた。メアリー・ワーナーのイラストだった。メアリー・ワーナーの葉っぱのイラストの下には「Get Up, Stand Up! Don't Give Up the Fight!」の文字があった。

「ヤー・マン!」と満面の笑顔で男は言った。口元からのぞく歯はエクストラ・ウルトラ・スーパー・トニー・ジョー・ホワイトくらい白くてまぶしかった。ヤー・マン? なんだ、そりゃ? 吾輩が不思議そうに男を眺めていると、男は「ヤー・マン。サボろうぜ」と言って肩を組んできた。
「サボってなにするんだよ」
「逗子の森戸に太陽が海に沈む秘密の場所があるんだ。行こうぜ」
「太陽が海に沈む秘密の場所ならよく知ってるよ」
「そんなら話は速えや」
「ところで、さっき歌っていた歌は?」
「レゲだ」
「レゲ?」
「くわしいことは逗子の海で教えてやるさ。とにかくだ、Time Will Tellだけど俺たちにゃ、時間がねえ」

そして、吾輩と星を継ぐ者、跳ねるロゴスの男はその場でジャンプ・ダンピング・クイック・ターンで360度回転し、さらに180度向きをかえて学校に背を向け、駅に向かって踊るように走りはじめた。腹の底からエネルギーが溢れてくるような気分だった。それは跳ねるロゴスの男もおなじだったはずだ。吾輩はおぼえたての言葉を叫んでいた。

「Hoka Hey! Ya Ta Hey!」
「なんだって? なんて言ったんだ?」と跳ねるロゴスの男がたずねた。
「戦うにはいい日だ! 死ぬには手頃な日だ!」
「ヒャッホウ!」
「アヒェヒェ!」

われわれはゲラゲラと大声で笑いながらオーバー・ドーズ全開で疾走した。ジミ・ヘンドリックスより、ジム・モリソンより、ジェフ・ベックより、ジョン・レノンより、クリフォード・ブラウンより、ボブ・ヘイズより、カシアス・クレイより、カール・ゴッチより、ルー・テーズより、スプートニクより、アポロ13号より、アメリカより、ソ連より強く速く。何倍も何十倍も何千倍も何万倍も何百万倍も強く速く。登校中の高校生どもが驚きの表情を浮かべてわれわれのために道をあけた。吾輩と跳ねるロゴスの男との星を継ぐための日々のはじまりだった。

 I Shot the Sheriff - Bob Marley(Studio Recording)
 I Shot the Sheriff - Bob Marley (HD Live) *B. マーリィがやや飛んでいる。
 I Shot the Sheriff - Bob Marley (Live) *B. マーリィが完全にぶっ飛んでいる。
 I Shot the Sheriff - Eric Clapton (Live, 1977) *「苦悩の時代」から5年。疲れ果てた男は帰ってきた。

さて、ラスタマン・ヴァイヴレーションでバビロンまでひとっ飛びだ。エクソダスの日はちかいぞ! ナッティ・ドレッドの兄弟たちよ!「その日」に備えてがっつりバックバクに炎をつかんでおけ! 一度つかんだ炎は絶対に離すなよ。幸運、チャンスの女神の前髪といっしょなんだからな! アチッ! またくちびるをヤケドしちまったぜ。まったく齢はとりたくねえもんだ。ジョイントひとつまともにできやしねえ。もうちょい、きつく巻いてくれよ、兄弟。
 

by enzo_morinari | 2018-02-26 03:44 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(0)

星を継ぐ者の系譜/Fantan Mojah『Rasta Got Soul』

 
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ファンタン・モジャー。このラスタファリアンの声は魂に届く。『Rasta Got Soul』を8時間ぶっつづけで聴いている。何度もラスタファリな涙があふれた。このどうしようもない世界を生きる者は必聴だ。


Rasta Got Soul - Fantan Mojah

Warrior music, reggae music
Jamaican choose it European, American, and the Caribbean(Woyo) (Wooo...)
Rasta got soul, reggae music rocking my bone (rocking my bone) my bone (rocking my bone)
It's never getting old, Reggae music more and more (and more) and more(and more)

No you cant fool us, mi fi go doin da thing from deh ban reggae music fi a sing
Some gone with history and don't know di thing keep moh dem no stop blubberin
Most a show respect to the da elder dem
We a fi thrown dem heights dem a fi create legend
You cant come tell me say you are da man when reggae music yuh no understand
Enough a dem don't know about the music, dem just hustle and a try to abuse it (woy)
Dem a sow nuh seed dem wan fi reap, and a sell fi yuh cheap
Respect to di youts dem boust on di ghetto for rock and roll,
Dey mark reggae music a echo a echo
If a dem ban waganis, dem can't follow dis, listen di lion a roar

Rasta got soul, reggae music rocking my bone (rocking my bone) my bone (rocking my bone)
It's never getting old, Reggae music more and more (and more) and more(and more)

When di reggae touch Italy and Germany, rasta a bring out the ceremony
I move and roam, even donga kali
I would walk say dem a be sure me no see nobody
This is not a competition, check the vision
Reggae music no got complexion, no friction (Woyo)

Rasta got soul, reggae music rocking my bone (rocking my bone) my bone (rocking my bone)
It's never getting old, Reggae music more and more (and more) and more (and more)

Rasta got soul, reggae music inna mi bone,
mi got soul, a got me wanting dis fir more
Rasta got soul, (Lord) reggae music inna mi bone,

Rasta got soul, (Lord) reggae music inna mi bone,

Big up di legend called Bob Marley,
big up di legend with name Peter Tosh,
big up di legend Bunny Wailer
a nd big up di legend Jacob Miller
Dennis Brown, gregory Isaacs
Alton Ellis, many are gwan but not forgotten! (not forgotten !)

Rasta got soul, reggae music rocking my bone (rocking my bone) my bone (rocking my bone)
It's never getting old, Reggae music more and more (and more) and more (and more)

Big up di young legendary Missle-eye, Capleton, Sizzla Kalonji, Bounty, Beenie man, langaga and Kolti, Shabba Ranks, Kuami man, Freddy Mgreggor , cocoa tea, Nelis and Luciano

Nah figet Buju Banton, and there is so much more to mention
Turbulence and Fanton, (I Wayne), shaggy, sean paul, big up yourselfOh oh
If me nuh call your name, please catch me inna di next song (Woyo)
Caus' di list a di name a too long
Rasta got soul, (Lord)
Soul(Lord)
Rasta got soul, (Lord)
Soul(Lord)
We got soul(Lord)
We got soul(Lord)
Rasta got soul, (Lord)
We got soul(Lord)

Rasta got soul, reggae music rocking my bone (rocking my bone) my bone (rocking my bone)
It's never getting old, Reggae music more and more (and more) and more (and more)

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by enzo_morinari | 2013-11-19 11:52 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(6)

星を継ぐ者の系譜#4 悠々として急げ

 
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 Festina Lente. 悠々として急げ。
 Fluctuat Nec Mergitur. 漂えど沈むな。


 賢者は日々死にゆく。宝玉のごとき賢言を残して。なにもかもが今のうちだ。あとの祭りと気づくのは胸の真ん中あたりがかなり痛む。


 あなたがなにで生計を立てていようとわたしには興味はない。知りたいのはむしろ、あなたがなにに心を痛めているか、そして、憧れとの出会いを夢見る勇気を持っているかどうかだ。

 あなたが何歳であろうとわたしには興味はない。知りたいのはむしろ、あなたが愚か者に見えるのも覚悟のうえであえて愛を、夢を、生きるという冒険を求めるかどうかだ。

 あなたの星座が何座だろうとわたしには興味はない。知りたいのはむしろ、あなたがあなた自身の悲しみの中心に触れたかどうか、そして人生の裏切りによって心を開かれたのか、それとも縮みあがり、さらなる苦痛を恐れて心を閉ざしてしまったかどうかだ。

 わたしの苦痛だろうとあなたの苦痛だろうとかまわない。あなたが苦痛に耐えられるかどうか、その苦痛を隠したり、薄めたり、取り繕ったりするためにじたばたせずにいられるのかどうかを知りたい。

 わたしの喜びだろうとあなたの喜びだろうとかまわない。あなたが喜びとともにいられるのかどうかを知りたい。あなたが野生とともに踊り、手足の先まで歓喜に満ちて、わたしたちに用心せよとか、現実的になれとか、人間の限界を忘れるななどと警告せずにいられるのかどうかを知りたい。

 あなたの話していることが本当かどうか、わたしには興味はない。知りたいのはむしろ、あなたが他人を落胆させることを恐れずに自分に正直になれるのかどうか、そして裏切ったと非難されても耐え、自分自身の魂を裏切らずにいられるのかどうかだ。あなたが誠実で、それゆえに信頼できる人間なのかどうかを知りたい。日常的なものの中に美を見いだすことができるのかどうか、そして自分の生の源は神の存在にあると言えるのかどうか知りたい。

 あなたが失敗に耐え、湖の縁に立って銀色の月の呼びかけに答えることができるのかどうか知りたい。あなたがどこに住んでいようと、どのくらい財産を持っていようとわたしには興味はない。知りたいのはむしろ、悲嘆と絶望の夜のあと、疲れ果て、骨の髄まで打ちのめされて、それでも起きあがり、こどもたちのためにせねばならぬことをなしうるかどうかを知りたい。

 どこで誰といっしょになにをあなたが学んだかわたしには興味がない。知りたいのはむしろ、すべてが崩壊したとき、なにがあなたを内側から支えているかだ。ひとりぼっちでも平気でいられるかどうか、そして孤独なときの自分を本当に好きかどうかを知りたい。

 あなたが何者なのか、どうやってここに来たのかわたしには興味がない。わたしが知りたいのは、あなたがわたしといっしょに炎の中心に立ち、尻込みしないかどうかだ。
 
by enzo_morinari | 2013-03-23 05:20 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(2)

星を継ぐ者の系譜#3 俺たちゃ、ドビ兄弟

 
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俺たちゃ、ドビ兄弟。一発、LA仕込みの極太ショットガンぶち込んでやろうか? お好みはスカンクかい? パナマ・レッドでリラックスするかい? それともアカプルコ・ゴールドとシャレこむかい?
 
1974年以降のドビ兄弟は糞だ。「聴いてらんねえ。聴かねえ。聴くな」の三段活用もいいとこだ。待ち合わせは東横線の菊名駅前喫茶店の『キクナ茶屋』ときたもんだ。ドゥービー天国? 笑わせやがらあ! 草食って糞まみれ地獄へ堕ちやがれ! ドビ兄弟は、『The Doobie Brothers』(1971)、『Toulouse Street』(1972)、『The Captain and Me』(1973)の3枚を聴いときゃいい。その他はひと山いくらのガリガリ亡者のこんこんちきだ。手を出すな!

それにしてもだ。トム・ジョンストンがドビりすぎてからだをこわしちまったのが原因だが、いくらなんでもマイケル(クソ)マクドナルドごときのテンプラ野郎はねえだろうがよ。スティーリー・ダン? 銭ゲバやりすぎて黄疸おこしやがった腑抜けのイエロー・スットコドッコイどもめが! ジェフ・バクスターなんぞというペテン師にしてやられたのがかえすがえすも癪にさわるが、まあ、あれだ。禍福はあざなえる縄のごとしだしな。それに食ってかにゃあならねえんだ、SELLOUT、「売れなきゃしょうがねえ」ってことも一理ありだな。メルドーもいいとこだがYO!

2005年2月10日にくたばった芋引きキース・ヌードセンをはじめ、ほかのメンバーのうち4人がすでにアディオス・アミーゴとは、やっぱりドブはほどほどにってこったな。な? そうだろ? 森の漫才師サルーこと跳ねるロゴスの男よ。俺たちも気をつけようぜ。そんで死ぬまで生きようぜ! もちろん、終点のアディオス・アミーゴ駅にむかって爆走する長距離列車の運転士と車掌の俺とおまえだ。生半可なことではすまさねえさ。だがよ、兄弟。俺たちのファッキン・ビートをヒップでハップでバップでロケンロールでシェキナでドープな野郎どもにプッシュできるうちが花ってことだ。なあドビ兄弟の森の漫才師サルーよお。おまえもそう思うだろう?

さて、きょうも一日、よく働いた。しょぼい夜のはじまりだ。草入って、風呂食って、めしをロウチ・クリップでジェット・ストリームして、『Long Train Runnin'』みて、起きるとするか。あれ? なんかヘンだな。俺はもうぶっ飛んじまったのか? やっぱり、アロハの花頭はすんげえや! ストーンする前にカモン&コークするか。でも、こんなストンヘッド状態でまっすぐなラインがひけるのか? ピッチの選手諸君にゴキゲンなゲームをやってもらうためにもしゃんとしなきゃだぜ。そうだ! いとしいいとしいパタゴニア・スカンクのスニッフィちゃんに手伝ってもらおう! スニッフィちゃぁぁぁん、ヤキ経由カルロス・カスタネダ行きの超特急に乗っておいでぇぇぇ!!!

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Third World - Lagos Jump
 
【画像1】奥の赤目プア・ホワイトが吾輩、手前の巨大な缶ピースをスモクしているのが、金輪際、片岡敏郎スモカについては黙して語らぬ森の漫才師サルーこと跳ねるロゴスの男である。

【画像2】新しいタイプのドビ、ノリマキアラレレレレノレを試すカトマンドゥブ在住のケント・ギルドーブ氏(【画像2】についてはケント・ギルドーブ氏本人より画像の削除要請があった。現在、削除が妥当かどうか赤羽の西村ひろゆきと協議中である。「ノリマキアラレレレレノレ」の巻き具合、太さ、具材等が満足できない旨、削除要請の理由が添えられていたことを付記する。同氏はこだわりの「ドビブロ」なのである)。

【警 告】食煙は「社会的健康」に対する悪影響があります。また、「社会的健康」への重大な挑戦を助長することがJHFLから報告されています。まわりの「社会的不健康者および不心得者」からすすめられても、けっして食煙してはいけません。(KC庁生○活○安○全○課が動いちゃうよ。動いちゃうよ。いいの? どうなの? ドーブなの?)
 
by enzo_morinari | 2013-03-22 16:01 | 星を継ぐ者の系譜 | Trackback | Comments(0)