人気ブログランキング |

カテゴリ:ミシェル・フーコーに恋をして。( 1 )

ミシェル・フーコーに恋をして。/愚者の船の艫綱をといて。

 
ミシェル・フーコーに恋をして。/愚者の船の艫綱をといて。_c0109850_17095849.jpg
ミシェル・フーコーに恋をして。/愚者の船の艫綱をといて。_c0109850_21405046.jpg
ミシェル・フーコーに恋をして。/愚者の船の艫綱をといて。_c0109850_17091482.jpg
ミシェル・フーコーに恋をして。/愚者の船の艫綱をといて。_c0109850_03475506.jpg
ミシェル・フーコーに恋をして。/愚者の船の艫綱をといて。_c0109850_03472654.jpg
ミシェル・フーコーに恋をして。/愚者の船の艫綱をといて。_c0109850_04454847.jpg

魚のしるしを持つ者のパロールはたちまちにしてロゴスとなる。

Ipse dixit, et facta sunt: ipse mandávit, et creáta sunt.
主が仰せられると仰せられたとおりになり、主が命じられると、それは聳り立つ。
詩篇33-9


天地創造天命反転から3日目。愚人船ナレンシフ号の甲板からパノプティコン・スコープでブラック邸を監視していると、外壁のレンガに代赭色の頭蓋骨が描かれているのが見えた。庭の北端に聳える十字架にはラテン文字で『シラ書』(41:1-2) からの引用が刻まれている。

死よ。死の宣告はなんとありがたいことか。 生活に困窮し、困憊した者、老いて心を千々に乱し、悩み、 かたくなになり、忍耐を失った者にとっては。

加えて、かつて美しかった肉体もいつか必ず虫どものエサになるという死への警句。

頭蓋骨/ヴァニタスはさかなのしるしを持つ者が磔刑に処せられたゴルゴダの丘の象徴であることに気づいたとき、待ち人が来た。Paul-Michel FoucaultがLe Jardin des délicesにまたがって。樹幹人間と耳の戦車と異教の赤梟を従えて。

「重要なのはエピステーメー、知の枠組みだ。Memento Molinari!」

ミシェル・フーコーはそう言って、スキンヘッドのカッシーラー・カッツーラーを外した。ピカピカ輝くエコールノルマル・シューペリウール・ヘッドには不吉で邪悪で巨大なムール貝がのり、ムール貝からは男女の脚が2組のぞいている。
 
by enzo_morinari | 2019-11-17 23:18 | ミシェル・フーコーに恋をして。 | Trackback | Comments(0)