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カテゴリ:病院ゲーム( 2 )

病院ゲーム/Monster Patient, Strange Voice, Do-War Power, Cornucopia, Autocrator. そして、トーベー先生の1本の電話。

 
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No Sick, No Life, No Nation.

病はつくられ、病名がつけられる。

Monster Patientは奇声を発し、踊る。

長寿=幸福は怠け者/愚か者の論理である。

命を削って手に入れたカネを費やすほどのことどもは存在しない。

生まれ、生き、死ぬ。病すらどうということのない過程のひとつにすぎない。病を遊べ!

医療が意味効果を持つのはTotal Pain/全人的苦痛の緩和除去だけである。その余は小手先のごまかしにすぎない。

健康にも長寿にもいっさい興味はないが、個別具体的な"病い"と対峙し、クリアすることにはいささかの興味が沸く。

近代医療の至上命題は救命でも延命でもなく、利潤利益である。そこに働くのはドラスティックな市場原理だけである。

ビョーインは冷暖房完備/救急救命設備人員付きのアソビ場である。そして、カネになる。いわば、収穫の円錐/天井なしのATMだ。


NHKアサイチ時間の午前8時15分。循環器内科の受付をすませてから待合室のケツの座りの悪い長椅子に長々と横になり、エキセントリックなうなり声をあげつづけた。

ウギョーウギョー/ペギョーペギョー/プンギャープンギャー/ホビョロロヒョーと。すさまじい勢いでドーナツ化現象が起こり、周囲は静まりかえった。物足りないのでドドメ色のチノパンをおろし、ケツを丸出しにしてうんこ座りした。そして、ウゴーッウゴーッウゴウゴルガーワルサーP38と大音声を発した。残念ながらウソガソはひりだされなかった。何発か屁は出た。そこそこサクかった。サクレクール寺院のようにクールでスマートでアンガージュマンなサクレ・シュクレなオイニーだった。

しかたないので、アキレウスの盾とポム・ダムールとアスクレピオスの杖とヒュギエイアの杯と収穫の円錐/コルヌコピア/アマルテイアのツノと金羊毛を手玉毛玉に取り、ミュートスお手玉をした。

循環器内科のDr. ターカギは「いま脳梗塞が起こってもおかしくない状況です」と言い、茄子おんなを呼び、薬局に降圧剤を取りに行かせた。その場で降圧剤を飲んだ。「命綱ですよ」とDr. ターカギが言った。

循環器内科の診察が終わり、皮膚科へ。皮膚科のあんちゃんは包帯をほどき、ガーゼを取り去った。そして、「えっ?!」と声を上げた。「なにこれ? 治ってる…。なんでよ?」と言い、ドス黒い瘡蓋を指先でぽろぽろと剥がした。瘡蓋のあとから薄桃色の皮膚があらわれた。

「皮膚科はこれで終わり。あとは循環器内科と内分泌内科です」とあんちゃんDrは言い、うれしそうな顔をした。

「切断なし?」
「なし。血液検査と生検でも転移はありません」
「なんだ。つまらねえ」

私はだれに憚ることもない人間ぎらいである。人間ぎらいになって60年近い。人間ぎらいの大ベテランだ。ヘシオドスの"Theogonía"中に嘲り笑うように「すぐに死すべき無知で愚かな人間たち」という表現を何度も目にしたのが人間ぎらいになるきっかけだった。

通っていた小学校の砂場の脇のエア河岸段丘にデルポイのアポロン神託所をつくり、その入口に「汝自身を知れ」「分限分際をわきまえろ」「身の丈/身のほどを知れ」「度を越すことなかれ」「すぐに死にゆくはかなく無知な存在」「神々には決してかなわない卑小な存在」と葉蠟石/Pyrophylliteで記した。キチガイ/虚言癖の寝言たわ言御託能書きをほざくスカしたアポロンの野郎を冥王星の税務署までクソ掻き箆でかっ飛ばしてやった。見上げる夜空の星も願いを託す星もない日々だった。空はいつも黄土色だった。


Monster- Skillet (Awake/2009)
 
by enzo_morinari | 2019-07-27 02:49 | 病院ゲーム | Trackback | Comments(0)

病院ゲーム/Emergency RoomとICUとUCC CoffeeとTransposon

 
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悪行や悪意ある行為をせず、害のあるいかなる薬も与えず、不正行為に加担しない。N-P


病院ゲームのはじまりは早起きすることだった。8時半過ぎに近所の町医者に行き、ブカブカになった左足親指の爪をみせた。一瞬で医者の顔色が変わった。町医者は「これはうちで対処できない」と声をふるわせた。80歳ちかい町医者は皮膚科が専門だ。

「端的に言って、メラノーマの可能性は?」
「生検をやらないとわからない。とにかく、共済病院に行って」

いつもは無口なカンゾーが騒ぎだし、クールな管制官のジンゾーが取り乱し、ポンプ役のシンゾーは毎分120回のパルスを発した。血圧は240-135。この分ではスイゾーもダイノーも常軌を逸した行動をはじめるはずだ。つまり、タゾーキ不全。大団円はどんなことになるか。今から楽しみである。救いは痛風発作が起きていないことだ。イタイイタイはイヤなこった。尿酸値は5.2なので痛風発作が起きる心配はなさそうである。

鬼の形相になった虹子が「水飲んでろ!」と怒鳴った。Dr. ハタ坊は「やばいよ」とひと言だけ言った。Transposonがおもむろに動きだした。さあ、病院ゲームのはじまりだ。


ER (Opening Theme)
 
by enzo_morinari | 2019-07-25 05:17 | 病院ゲーム | Trackback | Comments(0)