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海辺の墓地/海を眺め、母と死を思う場所。プーラールおっかあのスフレリーヌのために。

 
海辺の墓地/海を眺め、母と死を思う場所。プーラールおっかあのスフレリーヌのために。_c0109850_21441335.jpg

La Mer, La Mère, La Mort.
Pour la soufflérine de la mère Poulard.


Ce toit tranquille, où marchent des colombes,
Entre les pins palpite, entre les tombes;
Midi le juste y compose de feux
La mer, la mer, toujours recommencée !
Ô récompense après une pensée
Qu'un long regard sur le calme des dieux !
A-P-T-J Valéry


死せる詩人たちの集まりであるシセル・セシル会の吟遊行でポール・ヴァレリーの墓があるフランス共和国オクシタニー地域圏エロー県モンペリエ郡の海辺の町セットの海辺の墓地を訪ねたときに精神の島は出現した。精神の島は石灰岩と珊瑚でできていて、かたちはバハマのアンドロス島によく似ていた。アンドロス島の縮尺1/50といったところ。

アンドロス島似の島の精神性は特筆すべきものであって、サイズは1/50だが、その理力は50倍どころか100倍あるように感じられた。

われわれはアンドロス島似の島に聖なる精神の島/La Isla Del Espiritu Santoの名を与えた。アンドロジナス島、サントリーニ島とも。彼=彼女はたいそう喜び、翼をバタバタさせた。海を眺め、母と死を思う場所にふさわしい出来事だった。

昼めしはプーラールおっかあのスフレリーヌをバケツ1杯ずつ食べた。モン・サン=ミシェルの島影でプーラールおっかあが大きなフライパンをふりまわしながら笑っていた。竹鶴の空き瓶からうなだれたブルームーン・シクラメンが顔をのぞかせていた。鳥井三兄弟には困ったものだと思った。サントリーニ島から二羽のアンドロジナス鳥が飛来するのはもうすぐだ。


Le cimetière marin - Paul Valéry (1920)
海辺の休暇 (物語をきかせて) - Stacey Kent
 
by enzo_morinari | 2019-11-28 19:30 | 海辺の墓地、海を眺める場所。 | Trackback | Comments(0)
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