Alternative City gives me the creeps, Let’s get out of Alternative City! Mr. John Doe
オルタナティヴ・シティは蔦に覆われている。いずれ、そう遠くない将来にオルタナティヴ・シティは蔦に侵食され、人間も構築物もすべて呑みこまれるだろう。
隣接する都市の人々は眉をしかめ、声をひそめてオルタナティヴ・シティのことをCreepy City/Creepy Town/気味の悪い町と呼ぶ。実際、オルタナティヴ・シティは薄気味悪い。オルタナティヴ・シティの気味悪さは住人に由来する。居残りや置いてけぼりや爪弾きや仲間はずれや知ったかぶりや演技性人格障害や中身空っぽきれいごとトークマシンや根拠なき思いこみ言い張り妖怪や的外れひとりよがり退屈辛気臭さお通夜っぷりピカイチの19580304や半基地外人といったたぐいのバカ者とバケ物とバブレ者ばかりである。
いましも、石頭のレディオヘッドとラヂヲ頭のストンヘッドの2人組が
ねじれた言葉をかざし、ブンブンふりまわしながらオルタナティヴ・シティのメイン・ストリートを駆けぬけていく。
「CREAPかNIDOか。さもなくば、MARIMかSUJATAかKREMATOPかBRITEかSONNETか。それが問題だ。
もうひとつの選択はない」
石頭のレディオヘッドが叫ぶ。石頭のレディオヘッドの言うことはいつも/つねにストンと腑に落ちる。
Fresh Milkを!さもなくば死を!Creep - Radiohead (1992)