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アリストテレスに恋をして。/アリストテレスがアクビをすればアビバが儲かる。

 
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われわれはアリストテレスはおろか、ソークラテースもプラトーンも消化どころか、咀嚼することすらしていない。Ally My Love

非Aの世界を照らすアリストテレスのランタンはまぶしく、ウニの咀嚼のように容赦ない。Ally My Love

すでに終わった世界について記述する意味があるとすれば「未発見の笑い」の開拓である。Ally My Love

アリストテレス・フリークはÉCHIRÉの無塩バターが練りこまれていなほうのコーン・フレークの朝食を摂る。


Corpus Aristotelicum/アリストテレス全集(Bekker Numbers/ベッカー版)の論理学/『オルガノン』に始まり、形而上学/『ニコマコス倫理学』を経て『詩学』に至る長い旅が今朝がた円環を閉じた。

アリストテレスをめぐる冒険の途について35年。25歳の若造青二才は還暦しゃれこうべ目前の暴虐漢、殺戮者になった。アリストテレスこそはハードボイルド/クールなタフガイの嚆矢なのであるからなにがしかの整合性はある。

Corpus Aristotelicumを通じてアリストテレスをめぐる冒険の旅に出るようにうながしたアレクサンダーの坊やはひなたぼっこ中のDiogenez Dogzを邪魔したおかげでオッドアイがオットドッコイ・オットセイになってしまったが、世界征服の野望はまだつづいている。少年は老いず、野望はさらにふくらむということだろう。
 
by enzo_morinari | 2019-06-15 16:53 | アリストテレスに恋をして。 | Trackback | Comments(0)
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