枯れ葉の舞う午後は首がよく伐れる。名無しのジャルディニエ
退屈な午後である。午前中は15人の首を刎ねた。伯爵夫人からの差し入れの犢を1頭、手下と屠って以後はだれも断頭台に引っ立てられてこない。つまらん。実につまらん。刎ねられた頭が胴体を離れて籠の中に落ちたときの音はいい音だ。惚れた女のヨガリ声に匹敵する。伯爵夫人のヨガリ声に。
Site-specific Artの泰斗にしてSanta Rosa de Limaの化身であるル・ブロー・トピアリー・ジャルディニエ=ジャルディネロ=ゲルトナー・ガーデナー・ボーヤはベンベルグ・バンベルク・シティーの「庭師と農民の博物館」の名誉館長である。同時に裏プラント・ワールドの凄腕の死刑執行人/首切り王でもある。
最後のハングマン/最後の首吊り処刑人、アルバート・ピアポイント