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沈黙ノート 森を喰いものにすることば、ことばが喰いものにする森/ネットワークは恥知らずの増殖を加速させる。


 
沈黙ノート 森を喰いものにすることば、ことばが喰いものにする森/ネットワークは恥知らずの増殖を加速させる。_c0109850_01582951.jpg


パンツを穿いた猿であっても、森がなくなれば死ぬ。E-M-M

死んだ言葉たちを追悼しろ。それが詩人にできる唯一のことであり、仁義である。E-M-M

本/書物ごときで浮かれ騒いでいる輩は環境破壊、ひいては人類絶滅のお先棒を担ぐたわけ者/不逞の輩である。E-M-M

本が1冊できあがるたびに、1回増刷されるたびに、アジアと南アメリカの森がひとつ消え、鳥たちは沈黙する。


生まれてきてごめんなさいという弱者/卑怯者/腑抜けぶりや、女を道連れに死ぬなどという無作法者不調法者の太宰治は嫌いであるし、若い時分から唾棄しつづけてきたが、太宰治が含羞の人であったという1点についてはいささかの好感を持っている。

ネットワークの隆盛によって羞恥心が欠如した輩/恥知らず者がすさまじい速度/勢いで増殖抬頭している。還暦をとうにすぎた者が恥ずかしげもなくなにを喰ったなにを飲んだなにを読んだなにを観たなにを聴いた誰と会ったどこに行ったなにをしたかにをした滑った転んだとかまびすしくさらしている。おぞましいほどに故障した日本国語で。目眩さえする。目を覆いたくなる。その醜悪なざまは真っ昼間の往来で尻の穴/尻毛を開陳するようなものである。秘すれば花/陰翳礼讃/奥ゆかしさなど夢のまた夢。

じきに70歳にもなろうという老醜老残のポンコツ詩人が高見順賞を受賞したとかで、年甲斐もなく大はしゃぎをしている無様をみて、気分はうんざりだった。

お好み焼き物書きの高見順などにはいささかの価値もないし、興味はそのメカケDNAの行方だけであって、そのような者の名を冠した賞ごときを受賞したから、だからどうした八百屋の五郎という地点に行きつく。

紙とインクでできあがった旧態依然とした駄書/汚書/愚書/悪書/醜書/陳腐書ならびに守旧派どもに寝穢くすり寄ることで命脈を保とうと悪あがきするニッパン/トーハンを始めとする出版マフィアどもにもたれかかっている時点で終了である。

講談社/文藝春秋社/新潮社/主婦の友社/大日本印刷/凸版印刷/大日本インキ等々も出版マフィアの主要構成員だ。これに電通/博報堂/東急エージェンシーが加われば伏魔殿の完成である。卑しくも株の持ち合いをやって部外者お断りの閉鎖病棟仲良しグループでチーチーパッパの低能ダンスに日も夜も明けぬ極楽とんぼぶり。文化のぶの字もない。このような下衆外道一味に連なることを恥じぬ者が詩人とは嗤わせる。

死ぬまで自分がオワコン(オワコン? 老醜老残のポンコツ詩人はなにひとつ始まっちゃいないがな。Ψ(`▽´)Ψ)であることに気づかぬままだろうが、言葉でできた島とやらでせいぜい植物観察/野鳥観察/昆虫採集/印税計算/節税対策/領収書偽造に精を出すがいい。

麦わら帽子と白いランニング・シャーツと短パンとゴムゾーリムシと虫かごと捕虫網の用意準備は周到万端にするのを忘れぬようにな。森がどうたら山川草木がどうたらいきものがどうたらほざいて善人/ナチュラリスト風吹かせても、とうに馬脚は露わになってるぜ、スカした3流私大文系詩人さんよ。

本が1冊できあがるたびに、1回増刷されるたびに、アジアと南アメリカの森がひとつ消え、鳥たちは沈黙する。パンツを穿いた猿であっても、森がなくなれば死ぬ。


It's a Shame - The Spinners (1970)
 
by enzo_morinari | 2019-01-26 02:08 | 沈黙ノート | Trackback | Comments(0)
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