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サリンジャー・ウォールを越えてミャーミャー・ウィローウィープフォーミーしながら大挙してやってきたGolden Grampusという名の覇王樹

 
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監視カメラがわりのサボテンミソサザイが警戒デフコン・レベル5+を発令したとき、戸田ツトムこと駅の料理人エキノコックス特製のサリンジャー・ボンゴレをむさぼり喰いながらサンボリスム手法で描かれたサラヴォーン・フランソワーズサガンの『左岸鳥栖展覧会の絵』をシゲシゲ・スプートニクに眺めていた。

モニター・ディスプレイを切り替えると、絶滅危惧IA類に指定されているサボテン/仙人掌/覇王樹の金鯱/Echinocactus Grusoniiが大挙して向かってくるのが確認された。中でもとりわけて禍々しいのは金鯱軍団の先頭に立って全軍を指揮する黄金に輝く胴切りされた覇王樹の王カルネギア・ギガンテアだった。カルネギア・ギガンテアの眼は自分を胴切りした人間獣への復讐心で紅蓮に燃えている。

金鯱/Echinocactus Grusonii/Golden Grampusの大群は口々に「ミャーミャー! 外郎! ムカッ! ムカッ! ムカッ! 無化! 無価! (−_−#)」とスピーチ・バルーンを出していた。かくして、金鯱どもとの刺々しいことこのうえもないカクカクシカジカなカクタス・デイズの幕は切って落とされた。

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Cactus Brothers
 
by enzo_morinari | 2019-01-04 19:05 | カクタス・デイズ | Trackback | Comments(0)
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