人気ブログランキング |

Life in an Hourglass/100年後には今生きているもののすべてが跡形もなく消えうせしまうということ

 
c0109850_02495474.jpg


砂時計の中で人生という1幕の悲喜劇は演じられる。E-M-M
音楽を聴くことは世界と人間への復讐である。E-M-M


60年生きてきた。虹子は55年。あと数年もすれば私も虹子も跡形もなく消える。100年後には今生きているもののすべてが跡形もなく消えうせる。

風が吹けば消えてなくなる髑髏。そのことを思い知ったとき、さてどうするか。出会い、通りすぎ、去りゆくものを一期一会(苺1A号パフェ)と受けとめて無条件に愛でるか。仏に逢うては仏を殺し、父母に逢うては父母をも殺すのか。

わからぬ。わからぬが、天体観測はする。人間観察もする。音楽は聴きつづける。Danny Boy/When you wish upon a star/Over the rainbow/What a wonderful world/La vie en roseとラフマニノフの交響曲2番第3楽章 アダージョとピアノ協奏曲2番第2楽章 アダージョ・ソステヌートとグスタフ・マーラーの交響曲5番第4楽章 アダージェットとJ.S. バッハの『無伴奏チェロ組曲』『平均律クラヴィーア曲集』は繰り返し繰り返し聴く。何度でも聴く。無限リピートで。とどまることなく。音楽を聴くことは世界と人間への復讐でもある。リッチー・バイラークの『Sunday Song』を聴いているときだけは心は静かで穏やかだ。非業の死を遂げたふたりの友を悼むために。

言葉への憎悪と誠実と憤怒と信頼と復讐はやまない。人間と世界への憎悪と誠実と憤怒と信頼と復讐もやまない。借りはない。貸しは荒業を使ってでも回収する。拳は固く強く渾身の力をこめて爪が手のひらに食いこんで血がにじむほどに握りしめつづける。眉間に深く強く鮮烈にソリッドに刻まれたしるしはSだ。眼差しはたいていのものを貫き、射ころす。そのようなさなかに、ただ中にくたばることができれば本望本懐である。

宇宙森羅万象は青く幽けく沈黙を守りつづけ、世界はなにひとつ答えなど孕んでいないし、意味も価値もないが、死ぬまで天体観測する全力少年ロビンソンだ。空だって飛ぶ。

c0109850_06025482.jpg


Life in an Hourglass

Sergei Rachmaninov: Symphony No. 2 in E minor, Op. 27, 3rd Movement "Adagio (in A major)" - London Symphony Orchestra (LSO) conducted by Gennadi Rozhdestvensky

Sergei Rachmaninov: Piano Concerto No. 2 in C minor, Op. 18, 2nd Movement in E major "Adagio sostenuto" - Hélène Grimaud (piano), Claudio Abbado (conductor)

Gustav Mahler - Adagietto (Sehr langsam) from Symphony No. 5 in C Sharp Minor - Mov. 4 - Wiener Philharmoniker, Vienna Philharmonic Orchestra, Leonard Bernstein

M. Rostropovich plays Bach 6 suites for cello solo Cellosuiten (BWV 1007-1012) 1991

Sunday Song - Richard Beirach (1977)


天体観測/BUMP OF CHICKEN

ロビンソン/スピッツ

空も飛べるはず/スピッツ

全力少年/スキマスイッチ
 
by enzo_morinari | 2018-12-20 04:18 | 沈黙ノート | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://enzogarden.exblog.jp/tb/29907255
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< CLosed BooK 『日曜... 世界で初めてモフモフと言った男 >>