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Down by Law, Down by the Loch Lomond, Down by the Yard-Birds Garden.

 
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Swagmanよ、Waltzing Matildaよ。一緒に放浪するやつはみつかったのか? E-M-M

心もからだも冷える寒い夜にはトマス・アラン・ウェイツの『Closing Time』と『Small Change』と『The Heart of Saturday Night』を繰り返し聴く。そして、強い酒を飲む。E-M-M

くたばる前にトマス・アラン・ウェイツと一緒にJockey Full of Bourbonを飲みたいが、Jockey Full of Bourbonはないし、いくら呼んでもトマス・アラン・ウェイツは来ない。


かれこれ、5度ばかり脱獄を経験したが、落ち目の老いぼれDJのザックジャック・ロベルトのせいですべて失敗した。しかし、ザックジャック・ロベルトは、まぎれもなく、Down by Lawだ。だから、いつもザックジャック・ロベルトには「You are great! You are down by law!」と言ってやる。言うたびに、ザックジャック・ロベルトはすごくうれしそうな顔をする。6度目の正直、脱獄は成功した。成功したはいいが雪が降ってきやがった。冷たくて湿った雪が。冷たいのでもなく寒いのでもない。痛い。

それにしても、雪の降るローモンド湖のほとりは冷える。Salley Gardenより、Yard-Birds Gardenより冷える。隣りではザックジャック・ロベルトの爺さんが凍りついてやがる。ザックジャック・ロベルトの爺さんは、かねがね「凍死したい」と言っていたから本望だろう。

眠くなってきた。ついさっき、鼻がポロリととれた。どうやら、俺が凍死する番らしい。それにしても、雪の降るローモンド湖のほとりは冷える。冷たいのでもなく寒いのでもない。痛い。からだも心も痛い。

くたばる前にトマス・アラン・ウェイツと一緒にJockey Full of Bourbonを飲みたいが、Jockey Full of Bourbonはないし、いくら呼んでもトマス・アラン・ウェイツは来ない。トマス・アラン・ウェイツは酔いどれ船でグレープフルーツのような酔いどれの月に行ったきり、帰ってこない。

トマス・アラン・ウェイツに会いたい。死ぬ前にひと目でいいからトマス・アラン・ウェイツに会いたい。会って、San Diego Serenadeを弾き語りながら、最後に、その嗄れた声で「おまえは死ぬんだ。なにもかもとオサラバするんだ。しょうがない。そんな運命だ」と言ってほしい。そして、月で酔いどれる男として死ぬ。

Waltzing Matildaよ、Waltzing Matildaよ、Waltzing Matildaよ…


Loch Lomond - Peter Hollens
Down by the Salley Gardens - Peter Hollens
Grapefruit Moon/Thomas Alan Waits (1973)
Drunk on the Moon/Thomas Alan Waits (1974)
Tom Traubert's Blues (Four Sheets to the Wind in Copenhagen)/Thomas Alan Waits (1976)
San Diego Serenade/Thomas Alan Waits (1974)
Closing Time/Thomas Alan Waits (1973)
 
by enzo_morinari | 2018-11-20 04:48 | カワウソ・ニザンの「途中の死」 | Trackback | Comments(0)
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