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アセトアルデヒドのエト・セトラ 最初で最後の親子酒で乞食酒の禁忌を学ぶ。(壱)

 
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14歳、中学2年の秋の終わり。悪ガキ仲間と中学校の裏山で酒盛りをした。私を除く悪ガキどもは小学生の頃から家で盗み酒をしていて、すでにいっぱしの酒飲みだった。私はといえば、そもそも、家に酒のたぐいがなく、せいぜいが正月にお屠蘇を舐めたことくらいしかなかった。

母親は銀座の女だった。新橋のダンスホールのフロリダで踊り子をしたのを皮切りに、銀座の植松グレースで女バーテンダーをやり、水商売のイロハ、極意を身につけた。そして、最後はホステスをやった。その後、大映の大部屋女優となり、その頃に「ビールの飲みっぷり日本一」に輝いている。それにもかかわらず、母親が家で酒を飲むことはなかった。当然、晩酌などしない。

「酒は売るもの。飲むものではない」と言っていたのをおぼえている。「カネを出して高い酒を飲んで酔っ払うような男は出世しない。いい仕事もできない。はっきり言うとバカ。白洲先生は絶対に酔わなかった。おまえの父親もね」とも。

さて、悪ガキの酒盛りはトリスのポケット瓶で始まった。悪ガキのパシリ係が何度も中学校の近くの酒屋に買いに行った。不審に思った酒屋の店主が学校に通報した。タツゾー先生とマンゴロー先生と新任の新米教師と生徒指導の先公が酒盛りの場に血相を変えて踏みこんできた。

日本全国酒飲み音頭

(To be Continue>>Over-Drink)
 
by enzo_morinari | 2018-11-02 08:10 | アセトアルデヒドのエト・セトラ | Trackback | Comments(0)
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