昨夜、ホルヘ・"ランデヴー"・ダルトの紹介で知り合った国際オルホ・ダグア協会広報部のマルルイ・ミランダ女史から筋のいい「水の眼」がみつかった旨のメールがあった。メールにはJPGファイルで2GBにも及ぶ膨大な数の画像ファイルが添付されていて、見れば、なるほどこれまでにお目にかかったことのない素晴らしい水の眼だ。
メールの最後には是非とも近日中に直接現地で会いたいとの一文があった。そして、「筋のいい水の眼」を撮影した動画がパスワード付きでリンクされていた。すぐにリンクをクリックし、水の眼が青く澄んだ瞳をくるくるとめまぐるしく動きまわらせる動画を見た。
水の眼は何度もウィンクしてきた。水の眼が私に「はやくきて」と言っているように感じられた。それはいくぶんかエロティックなメッセージだった。
3分ばかりの水の眼の動画を5度ほども見ているあいだ、私は激しく勃起しつづけた。6度目に動画を再生しようとリプレイ・ボタンをクリックした瞬間に私は長々と射精してしまった。射精のときの快感は、こどもの頃、攀登棒を登り下りしているときに味わった強烈な快感に匹敵するものだった。やはり、水の眼の力はすごい。
マルルイ・ミランダ女史の、メスティソの民の末裔の愛くるしいがどこか悲しげな瞳が浮かんでは消えた。ディスプレイの中の水の眼は強固な感応力をたたえた瞬きを冥く静かに繰り返している。