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秋の雨の朝、南仏ムリエスに死す La vie en rose, Adieu Monsieur Aznavour...

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Les sanglots longs Des violons De l'automne
Blessent mon cœur D'une langueur Monotone.
P-V

シャルル・アズナヴールと言っても、いまでは知る者はほとんどいまい。いわば、終わったコンテンツ、オワコン。とっくの昔に過去の人/あの人は今だ。シャンソニエ。エクリヴァン。アクトゥール。

2018年10月1日月曜日の雨の朝、南仏ローヌの河口の街ムリエスに死す。94歳。

シャルル・アズナヴールには3度抱かれ、5度頭を撫でられ、2回一緒にめしを食った。いずれもパリ時代、3歳のとき。パリ16区のアパルトマンのお隣さんだった。シングル・マザーの母親と恋愛関係にあったかどうかは定かではない。母親は私が中学2年生のときにアデューしているし、シャルル・アズナヴールがアデューした今、真実は遠く深い闇の奥である。物語としての面白さはあるが、いまさら遺物を掘りかえすこともあるまい。掘りかえしても、粋ともエスプリとも異なる野暮の極みになるだけだ。そっとしておこう。

シャルル・アズナヴールはいつもすごくいいにおいがした。いいにおいがして、微笑んでいるか物思いに耽っていた。パリジャンのSourire chaud, Sourire doux, Mélancolie, Ennui. Le Spleen de Paris.

せめてもの弔いがわりにシャルル・アズナヴールがつけていたフレグランスをつきとめよう。そして、自分でもつけてみよう。シャルル・アズナヴールのにおいは60年近くを経てもおぼえている。シャルル・アズナヴールのにおいがよみがえってきたら泣けてきた。

La vie en rose, Adieu Monsieur Aznavour...

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The Best of Charles Aznavour (Full album)
Chanson d'automne, poème de Paul Verlaine
Chanson d'Automne by Paul Verlaine
 
by enzo_morinari | 2018-10-02 00:09 | バラ色の人生/さらば、友よ | Trackback | Comments(0)
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