人気ブログランキング |

Do The Hustle! ── 渋谷遠征。宇田川町のCISCO RECORDS前、シスコ坂でBBQしていたら年老いた荒野のならず者ダーティー”Dirty Ol' Man”ハリーがやってきた。

c0109850_14142278.jpg


チーマーだのカラー・ギャングだのといううっとうしい坊やどもがまだ渋谷の街に出現するはるか昔。渋谷の街を肩で風を切って歩いていたのはチンピラヤクザだった。渋谷の不良の小僧っ子どもはチンピラヤクザに牛耳られ支配され薬漬けにされ搾取されていた。かわいそうなくらいだった。

渋谷。銭ゲバ/ゼニカネの亡者どもが蠢き、下衆外道どもによるどす黒い戦争が繰り返される街。Back Stabbersだらけの街。

渋谷センター街のアーケードを過ぎてすぐ右手のライオンで大ジョッキのビールを飲み、ジャンボ・フランクフルト・ソーセージとザワークラウトを食べてからほろ酔い気分でセンター街を歩いているとおない年くらいの小僧っ子が声をかけてきた。

「いいネタあるよ」

私は呪言師ジュゴンと顔を見合わせた。

「ネタ? おまえのネタの100倍いいネタがヤサに唸ってるよ、小僧」

私が言うと小僧っ子の顔色が変わった。両腕を上で阿波踊りの手踊りように動かすと路地から腑抜けたツラの不良が5人飛びだしてきた。

私と呪言師ジュゴンは同時にジャックナイフを尻のポケットから取りだした。刃が飛び出るときの鋭い風切り音が心地よかった。6人の腑抜けた不良につきつける。6人ともアフリカオオコノハズクが擬態したときのような顔になった。

「あぶねえじゃねえか!」
「喧嘩にあぶないもヘチマもねえだろうがよ」
「卑怯だぞ!」
「喧嘩に卑怯もクソもあるもんかよ。喧嘩はやるかやられるかだ」

「やめろやめろ」

腹のすわった声がした。見ると年の頃25, 6のパンチパーマのガタイのいい男がニヤけながら近づいてくる。白い薄手のシャツから刺青が透けている。小僧っ子どものケツ持ちだ。

「話はおれが聞くからヤッパしまいな」

少しは骨のあるヤツが来たと心が浮きたった。

Cisco Kid - War (1972)
黒い戦争/War (What Is It Good For?) - Edwin Starr (1970)
裏切り者のテーマ/Back Stabbers - The O'Jays (1972)
 
by enzo_morinari | 2018-09-29 14:17 | 呪われた夜を超えて | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://enzogarden.exblog.jp/tb/29768610
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 代弁者を気取る者へのアルティマ... 星を継ぐ者の系譜 バッファロー... >>