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Do The Hustle! ── No License, No Life. Life in the Fast Lane.

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小学校6年、12歳の夏休み初日からずっと無免許運転をつづけた。HONDAのスーパーカブ、YAMAHAのメイト、HONDA DAXのCT70とST70 Sport-II、KAWASAKI W1、HONDA CB750 FOUR(ナナハン)。そして、死のバイクと恐れられたKAWASAKIのマッハⅢ H1B 500(マッパ)。さらには、ヰセキのさなえ。

KAWASAKIのマッパを運転していて死んだやつがずいぶんいる。10人近い。本牧埠頭D突堤のコンテナ・ヤードでAPLのコンテナに激突したやつはひき肉になった。デコスケによれば200Km/hオーバーで突っこんだらしい。木っ端みじん。跡形なし。頭は見つからず。ノーヘルだった。頭は粉々になったんだろうと思っていたら、3年後にOOCLのコンテナの下でみつかった。大騒ぎになった。神奈川新聞には「頭部の切断遺体発見。事件事故の両面で捜査」という見出しが躍った。頭がなくてさぞや不便だっただろう、Mよ。

新米のマッポが血の海の中、タオルをマスクがわりに巻いてバラバラに飛び散った肉片やら内臓やら砕け散った骨片やらを箒とチリ取りでかき集めていた。夏の盛りだった。ものすごいにおいがした。

帰りにひとりで本牧間門にあるCHIBOWさんの店、ゴールドラッシュに寄り、カウンターの隅っこでハンバーガーを食べた。

CHIBOWさんはなぜかゴースト・シャツを着てワパハ(ウォーボンネット/戦いの帽子/鷲の羽根を連ねたヘアバンド)をかぶり、ラコタ・スー族の聖なるパイプをビュンビュンふりまわし、店の前で雄叫びをあげながら「戦いの踊り」を踊っていた。ときどき、ひときわ大きな声で「ホカヘイ! ヤタヘイ! アヒェヒェ!」と叫んだ。「戦うにはいい日だ。死ぬには手ごろな日だ。ありがとう」という意味だ。

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スペシャルぶっ飛びホカヘイ・ヤタヘイ・ アヒェヒェ・ハンバーガー5個。ちっとも味はしなかったが、ロバート秋山の餅5個よりいくぶんかヘビーだった。重力異常/Gravity Anomalyが局地的に起きていたせいだ。WBA/WBC世界統一ヘビー級タイトルマッチのモハメド・アリ対ジョージ・フォアマン戦におけるキンシャサの奇跡はその影響で起きたことはまちがいない。蛇の道はヘビー。薮からヘビー。ヘビーに睨まれたら帰る。

当時はCool/クールという言葉をあらゆる場面でしきりに口にし、耳にした。暑っ苦しい口の臭い糞デブの鯛焼き屋の野郎までが「横浜で一番クールな鯛焼きくん」と抜かす始末だった。

冷戦/Cold Warの影響か小氷河期の影響かCOOLSの影響かSometing Coolの影響かは不明だ。ぼろアパートの自室にある霜取り装置の壊れた冷蔵庫をクールだと言ったやつさえいる。日系ウガンダ人のハルキンボ・ムラカーミだ。

いくら耳をすましても風の歌は聴こえないし、答えは風の中に見つからないし、1973年製のスリーフリッパーのスペースシップは街のどこを探してもなかった。チャイナのC席はいつもだれかが座っていた。寂しい林でぶら下がって揺れている女の子を回収する者はいなかった。そんないやな風向きの時代だった。

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運転免許証は15歳の春に中華街の偽造屋に頼んで自動二輪大型と小型特殊のものを偽造した。小型特殊? そうだ。フォークリフトもトラクターも耕運機も運転できる免許証だ。実際に三浦の百姓の友だちの手伝いで大根畑とキャベツ畑と玉ねぎ畑と長ネギ畑でトラクターと耕運機を運転した。ヤン坊マー坊天気予報/ヰセキのさなえ。いつだって、ファーマーズ・ライフに車線変更できる。当然、追越車線しか走らない。

偽造運転免許証の名義はCoyote Rainbow Topanga. 国籍はアメリカ合衆国。住所は本牧のベース。何度も検問に引っかかったがノープロブレム。 国籍はアメリカ合衆国、住所は本牧のベースでフリーパスだ。パトカーに停められても免許証をひと目みただけで無罪放免。日米安全保障条約万々歳だ。ビバ!地位協定! 国際問題弥栄! フォルツァ!外交問題! 宗主国にぬかずく国家の暴力装置! ざまあねえや! 日本はアメ公の植民地なんだ! 日本国民はアメ公に骨の髄までしゃぶりつくされる運命なんだ! 死にぞこないから産声をあげたばかりの赤ん坊までな! マッポとリトマス試験紙とエボナイト棒は大きらいだ!

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バイクには駐留米軍車両を表すU.S.MARINE(アメリカ合衆国海兵隊)ナンバーと軍属私有車両を表すYナンバーを偽造して取りつけた。HONDA DAXの原チャリにU.S.MARINEのナンバー! クールだ。おまけにマッポの最敬礼付き! U.S.MARINEナンバーは100枚作って1枚1万円で売って大儲けした。ためしに外交官ナンバー(ブルーナンバー)を作ったらビルが建つほど売れた。笑いが止まらなかった。いまも止まらない。Ψ(`∀´)Ψ

おもしろいから、中華街のレッドシューズや本牧埠頭の付け根にあるシーメンス・クラブ、小港のリキシャ・ルーム、アロハ・カフェ、本牧のリンディ、IG(Italian Garden)で知り合った海兵隊の毛唐やMPに教わって『Marines' Hymn(海兵隊讃歌)』『The Warrior Song(戦士の歌)』『U.S. Army Ranger Cadence - If I Die in a Drop Zone』『U.S. Army Cadence - Down by the River』をおぼえた。

海兵8人と悪ガキ仲間7人、総員15名で戦闘服/迷彩服を着こみ、軍帽をかぶり、編み上げの軍靴を履いて休日の元町を『Here We Go Again』『Mama, Mama Can't You See?』『U.S. Army Cadence - Down by the River』を大声で歌いながらデモンストレーションした。110番通報で駆けつけた神奈川県警の大勢の能無しマッポどもは手出しも口出しもできなかった。聞きつけた神奈川新聞の記者にバシャバシャ写真を撮られた。外人墓地で取材も受けた。「これが日米同盟のまったく新しいかたちだ」と答えてやった。

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私たちの日米同盟ファンキー・フラッシュモブのことは神奈川新聞のコラム欄の『照明灯』だか『入船出船』だかに記事が載った。記事は概ね好意的だった。そのときに一緒に日米同盟ファンキー・フラッシュモブをやった海兵隊員、ティモシー・オブライエン伍長、ロバート・デュークス曹長、ジョージ・バーンズ二等兵、ジョン・ギャラガー一等兵、エドワード・マクナマラ少尉、グレン・ハリソン上級曹長、ハーバート・アームストロング軍曹、マイケル・ブラウン上等兵は全員、ベトナムで戦死した。悪ガキ仲間7人のうち、2人は殺され、1人は自殺、3人は交通事故死。生き残っているのは私だけだ。以来、世界も人間も人生もすべてばかばかしいのだという小学校3年生の秋にえた考えはますますゆるぎないものとなった。

つねに用心深く安全地帯に身を置くことを優先し、無免許運転もスピード違反もチャンサイ/ラ・マン・ビーキーも駐禁もケンカすらもやったことのない、仲間/ブローを戦争や諍いごとで不条理きわまりもなく殺されたことのない経験の「け」の字も知らぬ甘ちゃんは「なんのために生きてきたのか? なんのために生きているのか?」といったたぐいの寝言たわ言を人前で平気でほざく。

恥を知れ恥を。ポンコツボンクラヘッポコスカタン木偶の坊の腰抜け腑抜けにはきれいごととA( )Cがお似合いということだ。

年齢はいっさい関係ない。はっきり言っておくが、ポンコツボンクラヘッポコスカタン木偶の坊の腰抜け腑抜けは醜悪悪臭老醜の団塊どもだ。常識人/良識派を気取りやがって! おまえたちが錦の御旗よろしく並べたてる常識/良識とやらは頭のしわのないHZをネゲトするためのニセ方便だろうがよ。はたからみててイタイイタイもいいところだってのよ。

上っ面で底の浅い能書き御託ばかり並べる鼻持ちならない輩ども。ほっかむりを決めこんでいけしゃあしゃあのうのうとしてやがる下衆外道ども。

腹切れよ! 首吊れよ! 帝国州ビルから飛び降りろよ! 電車に飛びこめよ! クリーニングのビニール袋かぶれよ! バルビタールバルビツールヴェロナールジャールしこたま飲めよ!

彼奴らがこの国のすべてを救いようがないほど駄目にした。彼奴らに集中的に隕石が落下するか彼奴らにだけパンデミックが起こる超強力な感染症の病原体病原菌ウィルスが発生することを強く願い、祈る。

なぜ/なんのためにという問いの前に生の意味/本義をこそ問うべきだろう。そして、それらの問いを発しようが発しまいが/答えが見つかろうが見つかるまいが、否応なくなしくずしに人生とやらいう勝者も敗者もいない厄介なゲームはつづく。そのことの意味をこそ問わなければならない。

ゲームから降りたい腰抜け腑抜けは飛び降りるか飛びこむか吊るか切るか飲め。簡潔にして明瞭に言うならば、とっとと死ね。とっとと死ねばおまえのとっちらかった人生/物語も終わる。

おまえが死んでも、おまえのつまらぬ物語が終わっても、なにごともなかったように朝は来るし、太陽は東から西へ運行するし、波は寄せ返すし、鳥たちは囀るし、メシはうまいし、コーマンは気持ちいいし、いい風だって吹くし、星は輝くし、虹はかかるし、野うさぎの走りは美しいし、百年の孤独はうまいし、森伊蔵は高い。

Time fly, Life goes on, Life is a work in progress.
時は飛ぶように流れ去り、それでも人生はつづき、いつも、いかなるときにも、進行中である。

No License, No Life.
Life in the Fast Lane.


なにがしかのライセンスがなければ生きてはいけない。ただし、無謀な人生が私の人生道路交通法上の大原則である。

無免許無謀運転人生だが、殺しのライセンスだけは教習所も仮免もなしで実地1発で手に入れた。殺される前に殺すためだ。ライセンスなしで人は殺せない。大怪我をする。ヘタをすれば死ぬ。吊るされる。

Life In The Fast Lane 1976 - The Eagles
No Life
U.S. Army Cadences
 
by enzo_morinari | 2018-09-01 01:49 | 呪われた夜を超えて | Trackback | Comments(0)
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