人気ブログランキング |

I, The Jelly/俺がクラゲだ! ── アトミック・ジェルフィッシュの使徒として#1

 
c0109850_62741.jpg


俺がクラゲだ。俺が正真正銘、混じりっけなしのクラゲ様だ! 人は俺をジュレ・ジェラートのジェリーと呼ぶ。正式な名前はちょいと長いぜ。ジェリー・ジュレ・ジェラート・ゲラーレ・ジェル・ゲル・ゼラチンだ。

コンドロイチンは本家ということになってるがどうでもいい。心太屋のカンテン家と照明屋のカンデラ家とヘンリー・アフリカ創業一族のマンデラ家も親戚といやあ親戚だな。ジェリー藤尾のじいさんにはずいぶんと世話になったぜ。女房を真っ黒黒須家のエボナイトの小僧に寝取られて最後はかわいそうなことをした。へ? ジェリー藤尾のじいさんまだ生きてるって? そうかそうか。とっくのとうにくたばったと思ってたが生きてやがったか。そうか。なによりだ。うれしいぜ。なんだか涙が出てきやがるぜ。

それにしてもひでえ女だったな、あのインランは。そんなにエボナイト棒は具合がよかったのかね? 黒くて硬いのがいいのはわかるけどもな。モラルってものがあるだろう。考えると胸くそがわるくなるぜ。

ん? だれだ? ゲロとかぬかした奴は。あまり俺を怒らせないほうがいい。俺は怒るとゲル状ジャックに変身する。ゲル状ジャックに変身した俺に比べたら切り裂きジャックと切り裂きバロウズが天使に思えるぜ。ゲル状ジャックに変身した俺を見た奴は全員吐く。この世のものとは思えない姿だからな。無理もない。

においもひどいもんだぜ。てめえで吐く。てめえのにおいで吐くなんてことがあるもんなんだな。笑えるぜ。おっと、「笑える」とか言うとスミジル・スミッシー・スミスの野郎に42ブッサリ払わなけれりゃならねえんだ。いないよな? そのはずだ。スミジル・スミッシー・スミスの野郎はきょうはビーナス・フォートで実演販売中だ。

c0109850_630532.jpg

俺の好物はジェリー・ビーンズとパート・ド・フリュイとみすず飴とグミとカスタード・プディングと海鷂魚の煮こごりとうなぎのアスピックと神楽坂・紀の善の抹茶ババロアだ。

ん? なにかおかしいか? クラゲがジェリー・ビーンズやパート・ド・フリュイやみすず飴やグミやカスタードプディングや海鷂魚の煮こごりやうなぎのアスピックや抹茶ババロアを喰ったり好きになったりしちゃいけねえって法律でもあるのか? ないだろう? そうだろう。

こんにゃくゼリーだけはいかんな。ありゃいけねえ。のどに引っかかりやがるしな。ん? クラゲにのどがあるのかって? あるさ! 浅田飴ののど飴だってなめるさ! 永六輔はきらいさ! 文句があるならセローニアスの兄貴に言ってくれ。あいにく、俺の係じゃないんでね。クレーム処理は。セローニアスの兄貴がみつからないなら、悪いがほかをあたってくれ。

俺の心はいつも凍ってる。なぜかって? ま、この件についちゃあ追い追いな。混みいった事情やら湿った谷やら深い森やら絶望の砂漠やらが関係しているからな。

ひとつだけ言えるのはだれもが心に疵を持っているってことだ。なに? あんたにはない? ふん。そりゃ、あんたが、

霞ヶ関の木っ端役人か、マホウ者かマホウ信者か、
お絵描き教室の生徒の耄碌爺いと乳繰り合う還暦糞婆あか、
吐いた唾を平気の平佐で飲みくさりやがる団塊糞ったれ奴か、
象印魔法瓶が突っ込まれたてめえのケツも拭けないうすら者か、
偏差値は低いくせに尿酸値と血糖値だけは一丁前に高い木偶の坊か、
孤立を恐れて群れたがるポンコツボンクラヘッポコスカタンデクノボウ瘋癲老人か、
中身空っぽのインチキまやかし鞄をぶら下げているか、カビ臭え気取り屋の古本屋か、
救いようのない馬鹿かマヌケか能天気か、いけ好かない取り澄ましジャレッティ野郎か、
ビョンだかピョンだかリョンだかジョンだかジュンだかキョンだかホンだかウンだかの半端人足か、
福建省マフィアに追われているお手々のしわを合わせてもフシアワセ不具合満載のナムナム野郎か、
チンピラ音楽に血道を上げる地雷を踏んでおっ死んだがいいリンゴほっぺのガラクタピンボケ老人か、
地雷を踏んでサヨナラしちまったほうがいい不貞が趣味の母性なきリンゴほっぺのピンボケ田舎者か、
「勝ち目はない」が口ぐせの女々しくダッサイいくせにスカしてスベってスッテンころりんの太宰信者か、
ナイーヴな街のナイーブな肉屋で売っているナイーブなロースハムが大好物の色気ちがいスパゲティ野郎か、
品のかけらもない関西婆あか、薄気味悪い呪いの人形師か、卯建の上がらねえクソ田舎の博物館の学芸員か、
恥ずかしげもなく先祖の七光りをさらして故障した日本語でチョリチョリする詩人気取りのチョリソー早漏茶坊主か、
過去の恥さらし恥知らず下衆外道を頰っ被りしてきのうは狂言の今日は落語のあしたはお能の歌舞伎の散歩のと忙しい極楽とんぼか、
「イイネ!」しすぎて腱鞘炎にかかったへっぽこスカタン懸賞金稼ぎか、人でなしのロクデナシ・ヒトデだからだ。おぼえときな!

c0109850_619688.jpg


さて、俺はちょいとジュレポン酢を仕込みに青山の紀伊国屋まで行ってくるぜ。悪いがちょっとここでそのまま待っててくれ。それほど時間はかからない。ジュレポン酢を2、3本くすねてくるだけだからさ。

ん? 「万引きは犯罪です」だあ? 知るかっ! それってうめえのか!? 四の五の言ってやがると刺胞砲ぶっぱなすぞ! 田代ギガ粒子砲ほどじゃねえが、レールガンより痛い痛いだぞ!

なに? 痛いの好き? ちょっとその件は別室で。うん。二人だけで。いろいろ用意しなけりゃならない「お道具」もあるしするし。うん。じゃ、ほんとに俺は行くぜ。

俺がいないあいだはすぐの弟のジェローがあんたたちの相手をするよ。ジェローは気はいいやつだけどちょっとだけおつむのネジがゆるんでるから、そこんところよろしく頼むぜ。

じゃあな。ほんとのほんとに行くぜ。ジェリーロールでゴ、ゴ、ゴ、ゴー! ゴーズオン!
 
by enzo_morinari | 2014-05-29 06:10 | I, The Jelly | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://enzogarden.exblog.jp/tb/22174025
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< I, The Jelly/俺が... 超越論的美食学をめぐる人と超人... >>