人気ブログランキング |

ドリーミーな意志のスタイル#3

 
c0109850_2531270.jpg


オリノコ河でインカ・コーラを飲む夢をみなくなってからというもの、生きてゆくフギンと死んでゆくムニンとカラダがZEROになるフシギと空っぽの妖精のフジンがそばを離れない。「蕎麦屋は近所と相場が決まっている」とほざくヤルキ・ブリキの太鼓屋ガジンも。夢みる頃を過ぎても林真理子は激烈にブスだし、不機嫌で作りすぎ繕いすぎ寛ぎすぎの夢みるユメコの非マヌカ・ハニーなマヌコは逆ルンルンに猛烈にサクイ。E-M-M


驚くべきは「ドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vを呼び出せ」という2013年の世界中の夏からすべての熱を奪い去るファム・ファタールの唐突な申し出(というよりも、命令)ではなく、彼女が私がドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vを召還できることを知っていることだった。この世界でドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vを召還できるのは私だけだし、そのことを知るのは私しかいないからだ。なにしろ、ドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vは私の夢の中だけの存在であり、ドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vの存在(夢の中に登場するものを果たして「存在」と言いうるのか否かの議論はこの際置くとして)を知るのもまた私だけだからだった。

c0109850_2543168.jpg

しかし、そのことを言ったところで事態がいい方向にも悪い方向にも行かないことはあきらかだったので、私はドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vを召還することにした。

右の第5肋骨と第6肋骨のあいだにある傷痕をドクターペッパーの薬品臭のする複雑な味を思い浮かべながら撫でる。正確に4分42秒後にドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vは独特な薬品臭とともに虚空から降って湧いたように出現する。そう。まさにKOBE COLORSの國安太郎左衛門が日々いじくりまわしている万願寺唐辛子が降って湧いたように。あるいは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズがロックの殿堂を破壊し、血糖値のアブノーマルセックス・マジックとギターのタートルヘッド部のカリクビカリウム余弦によって世界を混沌と倒錯とヒレル・スロヴァクのディープ・ドープ・ループのただ中にアベノミクスチャーしようと企んでいるかのごとくに。敷衍にもほどがある。

「やあ! みんな! きょうも元気にドクターペッパーしてるかーい! ヘロでへろへろはいただけないよー! 梅島陸橋が崩落しちゃうよー!」

ドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vはいつもどおりの軽佻浮薄きわまりない声を張り上げて出現した。部屋中に万願寺唐辛子とレッド・ホット・チリ・ペッパー・ステーキの肉汁と愚か者クラブの部室をアルゴノミクスチャーしたようなヘロインディゴ・ブルーな匂いが撒き散らされた。

ドクターペッパー自動販売機のMr. D-P-Vの傍らに妄想ベンチが恥ずかしそうにうずくまっている。いつも文句ばかり言っているセローニアスな板金屋のキミハファンキーモンキーベベー・モンクスの親父を座らせて。

c0109850_2545017.jpg

 
by enzo_morinari | 2013-08-06 02:55 | ドリーミーな意志のスタイル | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://enzogarden.exblog.jp/tb/20590406
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< ドリーミーな意志のスタイル#4... ドリーミーな意志のスタイル#2 >>