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No Radio, No Life./憎しみと怒りのポリフォニー ── 殺戮の対位法

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ゆるす? ゆるすわけがない。憎しみと怒りはずっとつづく。ポリフォニーでつづく。 Radio Boy


春の夕暮れ。東京。千代田区内幸町。DEBCO本店前。

ラジオ少年は指揮棒に見立てたGroundWorkの2.25 lb. Axe, Hickory Handleを手のひらにゆっくりと3度叩きつけた。

「ゆるす? ゆるすわけがない。憎しみと怒りはずっとつづく。ポリフォニーでつづく。これが厳格対位法の答えのひとつ目だ!」

ラジオ少年は叫ぶと壊れかけのTelefunkenのラジオからJ.S. バッハの『ゴルトベルク変奏曲の主題に基づく14のカノン BWV 1087』が鳴り響くブラック・メタリックの1991年型チェイサー 2.5L AVANTE LORDLYから躍り出た。


德永英明 - 壊れかけのRadio (JUSTICE/1990)
 
# by enzo_morinari | 2021-03-03 04:44 | No Radio, No Life. | Trackback | Comments(0)

No Radio, No Life. 本当の幸せを壊れかけのラジオは知っていた。

 
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「本当の幸せ教えてよ」と壊れかけのラジオは歌っていた。

なにも聴こえない。なにも聴かせてくれない。
僕の体が昔より大人になったからなのか。
ラジオは知っていた。僕の心をノックした。
恋に破れそうな胸。やさしい風が手をふった。
遠ざかる故郷の空。帰れない人波に。
本当の幸せ教えてよ。壊れかけのRadio
HideToku


周波数通りのラジオアクティビティ館20110311-0314の前にはいつもTelefunkenの大きな真空管ラジオを抱えた若者がいた。

あちこち破れたLevi's 501、ピュア・ブラックのCONVERSEのローカット、Hanes製のRadio Boyの黒いTシャツ。いつもおなじ格好だった。汚れていたが目だけはWestern Electric KT-88 Vintageのように輝いていた。

「いつも腹をすかしてる。親も兄弟も津波に殺された。友だちだっていない。ホームタウンはラジオアクティビティに汚染されて、いまはゴーストタウンだ。おまけに、ラジオは壊れかけてる。だけど、おれは自分だけの力でこどもからおとなになるんだ。そして、世界を殺す」とその若者、ラジオ少年、散種少年、放射能少年は思った。

壊れかけのラジオが灯った。「本当の幸せ教えてよ」と壊れかけのラジオは歌っていた。

10年後。ラジオ少年、散種少年、放射能少年はすぐれたエンジニアになり、やがて恐怖の王、Radioactivity Assassin, Dissémination Terroriste, Nuclear Terroristになるが、そのことはまだだれも知らない。

德永英明 - 壊れかけのRadio (JUSTICE/1990)
 
# by enzo_morinari | 2021-03-01 07:05 | No Radio, No Life. | Trackback | Comments(0)

Un homme et une femme/白い恋人たちはなにゆえにかくもせつなく甘く香しいのか? 真冬のグルノーブルのビストロでナタリー・ドロンによく似たフランス語の個人教授からもらった白い恋人

 
Un homme et une femme/白い恋人たちはなにゆえにかくもせつなく甘く香しいのか? 真冬のグルノーブルのビストロでナタリー・ドロンによく似たフランス語の個人教授からもらった白い恋人_c0109850_07334564.jpg


過ぎていくのね 愛の命も 白く輝く雪がやがてとけるように
はかなく消えた昨日の夢のあとに残るはただ冷たい涙ばかり
Pierre Barouh


フランス語の個人教授はマルコヴィッチ事件の容疑者だった。

彼女が逮捕される前日。私とフランス語の個人教授はパレ・グルノーブルの北側にある古いビストロにいた。2人の最後の晩餐だった。

真冬のグルノーブルのビストロでナタリー・ドロンによく似たフランス語の個人教授は別れのしるしにとConfiserie PierreのAmoureux Blancsをひとつだけくれた。

「ひとつだけ?」
「そうよ。その意味をずっと、生きているかぎり考えつづけなさい」

白い恋人たちはなにゆえにかくもせつなく甘く香しいのか? 一度きり、次も先もないからである。

La leçon particulière/個人教授 - Francis Lai
13 jours en France/白い恋人たち - Francis Lai
 
# by enzo_morinari | 2021-02-27 06:03 | Un homme et une femm | Trackback | Comments(0)

『ダニーボーイ』がしみる夜/冬のさなかに考える「世界が孕むある種のやさしさ」

 
『ダニーボーイ』がしみる夜/冬のさなかに考える「世界が孕むある種のやさしさ」_c0109850_7265536.jpg


不遇困憊のただ中にある人々にその暖炉のぬくもりのひとかけらとそのあたたかい食事のひとすくいが届けばいい。


冬のニューヨークは厳しい。ニューヨークにおでましの冬将軍様の傍若無人ぶりはすさまじいの一語につきる。秋のニューヨークは死ぬまでに一度は経験しておくべき宝石のごとき輝きにあふれているが、最高のシーズンも長くはつづかず、駆け足で冬がやってくる。

そのニューヨークから心あたたまる話が舞いこんできたのは2012年の冬の初めのことだった。ニューヨーク市警の若い警官が厳しい寒さに震えて街角にうずくまる年老いた裸足のホームレス男性にポケット・マネーで冬用のブーツと防寒ソックスをプレゼントしたというのだ。この場面を偶然通りかかった観光客がデジカメにおさめ、即座にFacebookとTwitterで発信した。

警官はうずくまっている家なき者のすぐそばにかがみこみ、というよりも、ぬかずいている。それはまるで荒野に一人ぬかずく魚のしるしを持つ者ともみえる。

警官とホームレス男性をめぐる美談はFacebookとTwitterを通じて瞬く間にネットワーク上に拡散し、多くの人々の共感と讃辞をえた。世界がいつもこのようなやさしさに満ちていればいいのだが。

いまや善意と美談は悪事、醜聞同様、インターネットによって千里どころか万里を走る。地球の裏側までリアルタイムで一瞬にして届く。その分、底の浅い善意、薄っぺらな美談までもに尾鰭がついていつのまにやらまったく別の「お話」「うそ」に変わってしまうこともあるから注意が必要ではあるのだが。ただし、「拡散してください!!!」という無意味に「!」マークのついたスパム絶叫だけは御免蒙りたい。大きなお世話だ。「拡散してください連呼ちゃん」にかぎって翌週には涼しい顔で「オサレ・ランチさん」に大変身するものと相場は決まっている。

ネットワーク就中インターネットは「個人の武器」「自分のドス」としてならなにがしかの有意なことどもをもたらしはするが、「数の論理」「数に頼む」という姿勢はマルチ商法に血道をあげる愚劣卑劣な腐れ外道どもと同じ穴の狢になる危険を秘めていることの自覚はつねに持っているべきだろう。

人の数や図体の大きさはそれほど重要ではない。なにをしてきたか、なにをしているかもどうでもいい。本当に重要なのはたった一人で炎の中心に立てるか否かということだ。まさにその1点こそがホンモノかただのカスかの分かれ目になる。

過去の「栄光」やら「実績」やらにしがみつき、あるいはその上に寝穢く居座り、あぐらをかいてふんぞりかえっているようなポンコツボンクラヘッポコスカタン木偶の坊にできることなどたかが知れている。錆つき、煤け、カビが生えていることに当の御本人様はお気づきにはならないだろうが。そして、そのような御仁は例外なく「ライフ・スタイル自慢」と「お幸せな家族家庭自慢」というステレオタイプの御開陳に及ぶという次第だ。「じょうずに焼けたノアレザン」や「カワイくてオサレな雑貨・小物」や「おいしくてヘルシーなオーガニック・ランチ」や「ÉCHIRÉの無塩発酵バターを練りこんで焼いたクロワッサン」で世界がよくなるなら神さまも苦労はしないのだがね。

貧困、貧富の格差、ホームレス、ショッピングバッグ・レディ、無縁社会。それらの問題の背景、奥にあるもの、根っこ、根本問題を解決しないかぎり意味がないと訳知り顔で「正論」らしき御高説をふりかざす「進歩人」を自認する輩どもに言いたいのはただひとつ。「目の前にいる寒さと飢えに震える者に毛布1枚、スープ1杯差しださぬ輩がなにを言いやがる」と。マイノリティ/虐げられし人々に寄り添うふうを装いながら、連日連夜安酒を食らって酒ぐれ、駄めしを貪って食通/グルメを気取り、駄文を弄しているポンコツボンクラヘッポコスカタン木偶の坊は山ほどいる。やれお能だやれ歌舞伎だやれ古典落語だやれ観劇だやれ映画だやれ古典楽曲だやれ読書だと寝言たわ言をほざくエセ文化人、まがいもの知識人、薄っぺらペラペラ教養人だらけの日本。

そこで思い出されるのが『シンドラーのリスト』の中に出てくる言葉だ。

一人を救える者が世界を救える。

ひとがひとを救うなどとはおこがましいことこのうえもないが、少なくとも「無関心」を装わず、「見て見ぬふり」をしないくらいの仁義は世界に対してつねに切りつづけていたいと思う。さらに宮崎駿の『もののけ姫』の中でモロの君がアシタカに言う次の言葉。

黙れ小僧! お前にあの娘の不幸が癒せるのか! 森を侵した人間が、わが牙を逃れるために投げてよこした赤子がサンだ。人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ、哀れで醜い可愛いわが娘だ。お前にサンを救えるか!

「オサレ」なおランチもお品のおよろしい「午後のお茶の会」も仲良しさんたちが雁首そろえてお出かけにあそばす「おいしいものまみれの温泉旅行」も引きつった笑いとぎこちないジョークと知性のかけらもないつまらぬギャグと脇の下からぬるい汗の出る合コンとやらも個人の自由ではあるし、天下太平楽ニッポンの極楽とんぼぶりが垣間見えてたいへんにけっこうなことではあるが、他者の困憊困難にまみえたときくらいは無関心を装わず、見て見ぬふりもせず、一瞬でもいい、立ち止まってなにごとかを考えても罰は当たるまい。立ち止まり、考えをめぐらしたからと言って、そのわずかのあいだに「オサレ」なおランチもお品のおよろしい「午後のお茶の会」もなくなりはしないのだから。「歳末助け合い」も救世軍の「社会鍋」もまったく信用してはいないが。3.11震災以後に声高にあちこちから聴こえていた「絆」やら「友愛」やらにも眉に唾をつけて見聞きしていたが。

ところで、あれほどの「絆」と「友愛」の大合唱はいったいぜんたいどこにお隠れあそばしたのだ? ユーラシア・プレートの下にでももぐりこんだか?

はっきり言ってしまうが、グロテスクな親和欲求にまみれた「絆」と「友愛」の大合唱よりも、真鍮とチタニウムの合金でできた数センチの「小さなコビトの大きな世界」に、あるいは、わずか65cm×50㎝の小さなコラージュという沈黙の表現方法を通じ、個として3.11の事態を受け止め、向かい合い、記憶にとどめつづける者の中にこそ「本物」があるように思える。広報宣伝部仕切りの「100億円」の義援金、寄付もそれはそれでご立派なことではあるが。ちろちろと熾火の燃える暖炉を囲んであたたかなカフェ・オ・レを飲みながら食べるÉCHIRÉの無塩発酵バターを練りこんで焼いたクロワッサンはさぞやおいしかろうが。古い友人たちと飲むレッド・ホット・チリペッパーズ・ワインはさぞやうまかろうが。

世界は「ユークリッド幾何学かつリーマン幾何学平面上にあるニュートン力学が支配する空間」にいくぶんかの混沌が織りこまれた「ユークリッド幾何学並びにリーマン幾何学またはニュートン力学によって大方の説明がつく非ユークリッド幾何学かつ非リーマン幾何学平面上並びに非ニュートン宇宙」でできあがっているが、いつの日か、そう、きっといつの日か、「お住まいは?」と尋ねられて、「非ユークリッド幾何学かつ非リーマン幾何学平面上並びに非ニュートン宇宙」と大手を振って答えたいと思う冬のさなかに、遠い日の冬の夜、「世界が孕むある種のやさしさ」についてある若者が話していたことを思いだす。

銀座線の車内で外国人観光客とうちとけたホームレスとおぼしき老人が、彼らとの記念撮影を求められたときに寂しそうな笑いを浮かべながら野球帽で顔を隠す場面に若者は遭遇する。若者は思う。「老人が顔を隠した事情についてその日出るはずだった月のように世界にやさしさが満ちていればいい」と。

思い出し、なぜかはらはらと涙が出た。聴いていたキース・ジャレットの『My Wild Ilish Rose』のせいでもないし、回収できなかった「すっかり冷えきった爪先」のせいでもないし、死んだ「森のひと」と30年早く出会えていたらと考えていたからでもない。涙の理由らしい理由がみつからないので、今日のところは「世界の共同主観的存在構造」のせいであるということにしておこうと思う。


そして、疲れた心に『ダニーボーイ』はやさしい。
2002年、キース・ジャレット東京公演のラスト。遠い夏の日の丹沢で母親といっしょに歌った『ダニーボーイ』をのぞけば、私にとってのいまのところの最高の『ダニーボーイ』である。

1996年、コンサートの最中に激しい疲労感に襲われたキース・ジャレットは、音楽家としてのすべての活動を停止し、その後2年にわたって「慢性疲労症候群」という原因不明の病いとの壮絶な格闘の日々を送った。

疲れ果てた男は帰ってきた。そして、1音1音を抱きしめるように、頬ずりするように、慈しむように奏でた。途中、2箇所でミス・タッチするが彼はこともなげにリカバーした。会場でこの瞬間を目撃した私は背筋が凍りついた。キース・ジャレットが2年の「沈黙」のあいだに数えきれぬほど『ダニーボーイ』を演奏したにちがいないことが見てとれたからだ。そうでなければあのミスのリカバーはできるわけがない。

『ダニーボーイ』を繰り返し繰り返し奏でることでキース・ジャレットは疲れ果てたみずからの魂を解放したのであることに思いいたったとき、私は人目も憚らずに泣いていた。見れば、私の周りのオーディエンスのだれもが泣いていた。

2002年東京公演におけるキース・ジャレットの『ダニーボーイ』。これ以上の『ダニーボーイ』を私は知らない。そして、世界はささやかではあってもなにかしらの「やさしさ」を孕んでいるということを知った。

Danny Boy - Keith Jarrett
 
# by enzo_morinari | 2021-02-17 04:57 | 冬のさなかに | Trackback | Comments(0)

Blue Velvetの夜。Mr. Lonelyはいかにして孤独を手なづけたか?

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サンドラD・ガールを失ったBlue Velvetの夜。Mr. Lonelyは深いBlue Velvetの夜の闇に向かって言った。

「おれは兵士なんだ。たった一人の軍隊なんだ。世界にただ一人の孤独な兵士なんだ」

Blue Velvetの夜の闇はやさしくMr. Lonelyを抱いた。Blue Velvetの夜はやさしく残酷で容赦なくふけゆく。


Bobby Vinton - Blue Velvet (1963)
Bobby Vinton - Mr. Lonely (1964)
 
# by enzo_morinari | 2021-02-16 03:11 | Blue Velvetの夜 | Trackback | Comments(0)

会いたい女/I miss you. 会いたい女は逗子の森戸海岸の小さな埠頭の先に身じろぎもせずに立っていた。

 
会いたい女/I miss you. 会いたい女は逗子の森戸海岸の小さな埠頭の先に身じろぎもせずに立っていた。_c0109850_23400597.png


初めて会いたい女に会ったのは1990年の夏の初めだった。会いたい女は逗子の森戸海岸の小さな埠頭の先に身じろぎもせずに立っていた。

会いたい女の口がかすかに動いた。会いたい女は「今年も海へ行くって、いっぱい映画も観るって約束したじゃない。あなた約束したじゃない。── 会いたい…」と言った。

沢田知可子 - 会いたい (I miss you/1990)
 
# by enzo_morinari | 2021-02-13 00:19 | 会いたい女 | Trackback | Comments(0)

コロナの時代のサイコーに「好きな」の件/やがてくる飢餓の時代のために。

コロナの時代のサイコーに「好きな」の件/やがてくる飢餓の時代のために。_c0109850_13104345.jpg


盗みすぎた泥棒かささぎの疑問に答える。ヨジーコ・オパーランディは本稿を熟読吟味三昧し、講義に備えるべし。

好きなサイコーは『最後の晩餐』
好きなサイコパスはノーマン・ベイツ
好きなノーマンはキングズレー・メイラー
好きなメーラーはEudora
好きなカードゲームはジン・ラミーとUNO
好きな醤油は栄醤油店の「甘露醤油」
好きな晦渋は『精神現象学』
好きな韜晦は『純粋理性批判』
好きな難解は『存在と時間』
好きな難儀は『論理哲学論考』
好きな陶酔は『存在と無』
好きな透徹は『善の研究』
好きな愉悦は『エロスの涙』
好きな至福は『フーガの技法』
好きな退廃は『ドリアン・グレイの肖像』
好きな荒廃は『シルトの岸辺』
好きな荒唐は『ガルガンチュワ 第一之書』
好きな無稽は『パンタグリュエル 第二之書』
好きな無頼は『堕落論』
好きな無粋は『「いき」の構造』
好きな淫乱は『クルパ古書』
好きな決まり手は「黙殺」
好きな服地はスキャバルとドーメルとランバン
好きな古典楽曲はセルゲイ・ラフマニノフの『交響曲第2番 ホ短調 作品27 第3楽章 アダージョ』とG.マーラーの『交響曲第5番 嬰ハ短調 第4楽章 アダージェット』とリムスキー=コルサコフの『交響組曲 作品35 シェヘラザード 第3楽章 若い王子と王女』
好きなホテルは1990年夏の逗子なぎさホテル
好きな道はザ・ロング・アンド・ワインディング・ロードとThe Roadと銀座中央通りと晴海通りと青山通りと外苑西通りとシーズンオフの国道134号線の小動岬-七里ガ浜-稲村ガ崎2丁目間と静岡県道17号線と行き暮れた果ての奥の細道
好きな夜は『眠られぬ夜のために』を読みながら眠る夜
好きな歌は『ダニーボーイ』と『バラ色の人生』と『星に願いを』と『虹の彼方に』
好きな樹は神宮外苑青山通りから12本目の銀杏と縄文杉と茶王樹
好きな木はナッツクラッカー大佐が棲む世界の果ての森にあるヒッコリーとホンジュラス・マホガニーとロイヤル・オークとウォルナットとチーク
好きな林は酒の池のある肉林と長谷川等伯造林の松林とドクとマーティーが乗っていた蒸気機関車が鉄橋から転落したイーストウッド渓谷のピナス・リギダ林と西伊豆大瀬崎のビャクシン林
好きな森はシシガミのいる森と大太郎法師が深夜に徘徊する森とユグドラシルの聳える森と風の谷の森と腐海の森とトトロの森とフンババが支配する森と世界樹の記憶の森とウィリアム・モリスの森とウォールデン湖の畔のソローの森と千年の愉楽の森と木の国/根の国の森と富士樹海と森のひとの棲まうミル・プラトーの森とガンプの森と少年時代の大江健三郎が村のこどもたちに即興で物語を聞かせた四国山脈の森とスノーマンの暮らす禁じられた森(Forbidden Forest)と白神山系と苫小牧のイコロの森と帯広の六花の森と十勝千年の森と岡山西粟倉村の「百年の孤独の森構想」の森(ただし、「木っ端役人の口出し手出しなし」という条件付き。木っ端役人が口出し手出しすれば森は死ぬ。人も死ぬ。国も死ぬ)
好きな場所は水曜の午後の野毛山動物園と開店前のバーのカウンター
好きな合言葉は「勇気」「倍音」
好きな口ぐせは「倍音が!」「物静かに退場しろ」「悪いがほかを当たってくれ」「それは吾輩の仕事ではない」
好きな上はガウタマ・シッダルダの掌の上
好きな下はパリの空の下
好きななぞなぞは「カルネアデスの板」
好きな雄叫びは「ユリイカ!」
好きな損益分岐点は限界利益率∞
好きな情報機関は内閣情報調査室
好きな特殊部隊はネイビー・シールズ(United States Navy SEALs/アメリカ合衆国海軍特殊戦グループ)
好きな兵士は斃れる兵士とウォンバット・コンバットとたった一人の軍隊
好きな法令は刑事訴訟法
好きな法学者は宮沢俊義と團藤重光と我妻榮
好きな判例は江戸南町奉行大岡越前守忠相による白子屋お熊事件におけるお裁きと煙草一厘事件(万倍事件)における大審院判決 *いずれも事件番号なし
好きな物性は物質の剪断応力とヤング率(弾性スティフネス定数/縦弾性係数)によって表される物質の強さ
好きな物理の定理は「ベルヌーイの定理」(同一流線上のエネルギー保存則)
好きな物理学者はエルヴィン・シュレディンガーとアルベルト・アインシュタイン
好きな数学の定理はK.ゲーデルの「不完全性定理」
好きな数学の難問は「フェルマー予想」
好きな数学者はアンドリュー・ワイルズと谷山豊
好きなJBLはLE8T(Al-Ni-Co)
好きなパリはハリセンボン
好きなバリはハイ
好きな罵詈は「俺の墓にツバをかけろ!」
好きな雑言は「奴を高く吊るせ!」
好きな泣言は「僕のために泣け」
好きな涙はダイヤモンド
好きな経典は金剛経
好きな雑学はときどきカネになる。
好きな雑炊は銀座4丁目のふぐ 塩田で
好きな塩はモンゴル産岩塩「蒼き狼」と敵に贈る塩
好きな絵描きはアルタミラとラスコーの穴蔵生活者
好きな生活者は吉本隆明
好きな吉本隆明は『共同幻想論』と『言語にとって美とはなにか』と『固有時との対話』
好きな幻想は貨幣
好きな美は一度限り
好きな苗はクボタの早苗
好きな不二家は「ソフト・ドーナツ」に名称変更する前の「不二家のドーナツ」
好きな不二家の店は横浜伊勢佐木町ヘンリー・アフリカの並びの店
好きなタクシーはリュック・ベッソン&ジェラール・ピレスとラマヌジャン
好きな路線バスは都営バス「都110系統」
好きなバイシクル・コンポーネントはカンパニョロ社製
好きな自転車フレームはマージ初代によるグラン・クリテリウム(鉄!)
好きな愛はバスルームから。
好きな恋は花咲く恋
好きなハナは肇とローランド
好きな情けは深情け
好きな深川は深川丼(あさり飯)か門前仲町の魚三
好きな魚屋は錦糸町の魚寅か神奈川新町の魚新本店
好きなラモーンズは元麻布2丁目で昆布〆鯖を食べながら聴く。
好きなザ・フーは「あんた誰?」とすごみつつ踊るビートニク・ガールの背景から聴こえてくる『QUADROPHENIA』
好きな少年はナイフ
好きなナイフはラヴレス
好きな象はパオパオ
好きなパオパオはビール(アンダルシア風茄子の漬け物付きヴェルタ・エスパーニャ仕様)
好きなサイクル・ロードレースはツール・ド・フランス
好きなストリート・レースはSHINO主催「東京選手権」
好きなサイクル・ミーティングはYO! HEY!主催「TBMU(Tokyo Bike Meet Up)」
好きなバイシクル・メッセンジャーはSHINOと神風寺
好きなカレーは左手で喰らう。
好きなピエロは暴走族
好きな捜査官は警視庁公安部内事課の宮川警視
好きな必殺技はジャン・ポール・サルトル
好きなクロニクルは火星年代記
好きなラテン語は Fluctuat Nec Mergitur(漂えど沈まず)とFestina Lente(悠々として急げ)
好きな生徒は悪魔っ子ちゃん
好きな肉はジョージ・バーナード・ショウ特製の銀行通帳風味皮肉
好きなポイントは悲劇のテンポイント
好きな格闘家はアレクサンドル・カレリンと雷電為右衛門
好きな相撲取りは雷電為右衛門
好きなレスラーはアレクサンドル・カレリン
好きなプロレスラーはカール・ゴッチとルー・テーズとミル・マスカラスとカミソリのような肉体をしていた頃のパンクラスの鈴木ミノル
好きなカールはハインツ・ルンメニゲ
好きなおやつは「それにつけても」
好きな「それにつけても」はカールのチーズ味
好きなチーズは空飛ぶフォルマッジオ・マルチオと冷酷非情のカース・マルツ
好きな犯罪人類学者はチェーザレ・ロンブローゾ
好きなローンブロゾーは黄金バット
好きなバットは吾輩自身
好きな吾輩は犬である。
好きな猫はアメリカン・ショート・ヘア(渡辺香津美御用達)
好きな渡辺香津美はDOGATANA
好きな刀は関の孫六
好きな剣はエクスカリバー
好きな槍はロンギヌス
好きな変人は最初の恋人(交換日記に「わたしはあなたの変人になりたい」とか書きやがんのよ! クラクラきたぜ、ナオコちゃん!)
好きな長州は萩
好きな擬音はハッカラモケソケヘッケレピー
好きな藤圭子の表現はカシュカシュ
好きなアレサンドロはナニーニ
好きなコードは電気D7
好きなニャンピョウはキャット空中3回転
好きなモンスーンは麻布十番とゴリラ
好きなキッスはベラカミーノ
好きなベーゼは死の接吻
好きなレッチリはナポリタンズ
好きな調味料は空腹
好きな格闘技はストリート
好きなサイボーグはターミネーター
好きな権力者は後醍醐天皇
好きな電車路線は銀座線と世田谷線
好きな粒子はシュレディンガーの猫の餌
好きな宇宙人はスザンヌ
好きなひろしは詐欺師
好きな月は14番目
好きな呪文は「産卵。」
好きな丼はテイク・イット・イージー天丼(めし+揚げ玉+出汁つゆ)
好きな中華はMajong
好きな烈士は平岡公威と飯沼勲
好きな超能力は千里眼
好きな遺跡は仁徳天皇陵
好きな飲み物は大五郎ベースのミント・ジュレップ
好きなシリアルはキラー
好きなクレヨンはさくら
好きな桜は根方に死体が埋まっている。
好きな死体は饒舌である。
好きなビートはたけし
好きな猛々しさは AFRO-BEAT
好きなアフロは SOUL TRAIN
好きなトリートメントはエメロン
好きな時計は[Marie Antoinette/BREGUET NO.160]
好きな靴はおろし立てのオフホワイトのコンバースとJOHN LOBBのプレステージラインとa.Testoni
好きな蕎麦は時を知らせる。テンポがいい。Le temps est père de vérité.
好きな秋刀魚は目黒
嫌いなサンマは明石家
好きな鰯は信心
好きな鯛は海老で釣れた鯛
好きな釣りはねとらじで。
好きなねとらじDJはロイ清川
好きなポジションはリベロと敵の背後
好きなサプリはメントール
好きなギターはギブソン・レスポール・モデル(1968 Model)
好きなピアノはベーゼンドルファー・インペリアル290
好きな民族派の街宣車は衛藤豊久先生存命中の日本青年社の2番車
好きなフォースはダウン
好きなマイケルはタイソン
好きなディミトリはフロム・パリ
好きな教授はキヨカワ・ロイド・ジュニア
好きな作家は旧約聖書の作者
好きな詩人はアルチュール・ランボオ
好きな死人はモルグ街で眠っている。
好きな偉人はモーゼ
好きな韋駄天はフォレスト・ガンプ
好きな河童はジョニー・ワイズミュラー
好きな酔いどれはトマス・アラン・ウェイツ
好きな戦争は笑う戦争
好きなテクストは銀行通帳
好きな州はコネチカット
好きなチョコレートはキャドバリーのフルーツ&ナッツ・チョコレート
好きな国はキリバス(クリスマス島)
好きな胃薬は重炭酸ナトリウム
好きな戦術はマクナマラ方式
好きなアトラクションは赤札堂のタイム・サービス
好きな魚は幻の虚数魚i=Poisson d'Avrilと氷下魚
好きな区は港区
好きな缶詰はマルハのサバ味噌煮缶
好きな絵本は『羊男のクリスマス』
好きなクリスマスは「羊男のいないクリスマス」
好きな冒険は『羊をめぐる冒険』
好きな『羊をめぐる冒険』は初版で持っている。風もピンボールもワンダーランドも初版で持っている。『街と、その不確かな壁』が載った1980年9月号の『文學界』だって持っている。
好きなヤハギはハルキよりカッコイイと思う。
好きなヤハギは神様のピンチヒッターにはなれなくてもピンチランナー調書くらいは書けると思う。
好きなヤハギはキタカタよりか数段粋だと思う。
好きなカイタカケンは今頃グラスの淵をまわりながら「書いた? 書けん!」と怒鳴り散らしていると思う。
好きなカイタカケンはムール貝をバケツ3杯食った。(ほぼ日刊実話)
好きなイトイの「明るいビル」は魚籃坂界隈を14パーセントくらい明るくしたが品はない。
好きなクリームは初期
好きな映画監督はピーター・ボグダノヴィッチ
好きな敵は贅沢と素
嫌いな敵は霞ヶ関の木っ端役人
好きな探偵は法水麟太郎
好きなPRIVATE EYESはフィリップ・マーロウ
好きなタフ・ガイはマイク・ハマー
好きな伝言はマイク・ハマーへ
好きな方程式はE=MC ハマー
好きなハマはヨコハマ
好きなヨコはヨコスカ
好きなタテはバンツマ
好きなヨコハマは黄昏
好きな黄昏は神々の黄昏
好きな神は天照大神
好きな太陽は海とつがった太陽
好きな海は17歳
好きな17歳は南沙織
好きな南は国境の南
好きな西は太陽の西とバロン西とマンモス西
好きな東はちづる
好きな北は一輝
好きな川は隅田川とシルト川
好きな小川は等々力とJ.S.バッハ
好きな体位は正常位
好きな空賊はマンマムート団
好きな家電はGE社製冷蔵庫
好きな野菜はメークィン
好きな孤独は長距離走者の孤独と百年の孤独
好きな金田一京助の口癖は「これは何?」
好きな島はクリスマス島(キリバス領)
好きなウルトラマンはコスモス(略称: ウルトラマンコ)
好きなウルトラマンのコドモはウルトラマンコ
好きなカップヌードルは浅間山荘
好きなブランドは PATEK PHILIPPE & CoとVACHERON CONSTANTINとBRÉGUETとApple
好きな色はトスカーナ・ブルーとアドリアンニューウェイ・ブルーとターコイズ・ブルー
好きなカメラは地雷を踏む寸前にちょっとピンボケするライカ
好きなメガネはロイドとサヴィル・ロウ
好きな忍者は霧隠才蔵
好きなソナタは双曲線の彼方に向かっての一蹴
好きなアイスクリームはハーゲンダッツの抹茶黒蜜(300円)
好きなロボットはロビー
好きな探検隊はシュリーマン隊
好きな化粧水はへちまコロン
好きなエフェクターはナチュラル・ディレイ
好きな妖怪は垢舐め
好きな刑事はいない。
好きな星は願いを聞き届けてくれる星
好きな南方熊楠は『和漢三才図会』の綴じ糸を縁側で繕いながら寛いでいる。
好きな柳田國男は『海上の道』
好きな折口信夫は『ごろつきの話』
好きな侠客は会津小鉄
好きな無頼漢はモロッコの辰
好きなアウトサイダーはコリン・ウィルソン
好きなギャングスターはアルフォンス・ガブリエル・カポネ
好きなラッツ・アンド・スターは田代
好きなスクーターはヴェスパ
好きなヒーターはデロンギ
好きなミニッツ・リピーターはフランク・ミューラー
好きなビーフィーター(赤い牛喰い男御用達)は47度
好きな決めゼリフは「背中の桜が泣いている」
好きな部位は足首と大脳辺縁系及び大脳新皮質
好きな思想家はゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
好きな几帳面はイマヌエル・カント
好きな策略家はサルヴァトーレ・ルカーニア(ラッキー・ルチアーノ)
好きな道楽者は明烏
好きな放蕩者はやがて帰還する息子
好きな扇動者はカール・ハインリヒ・マルクス
好きなマルクスはアウレリウス・アントニヌス
好きな喜劇人はマルクス兄弟と大宮デン助とトニー谷とニート仁田
好きな博打打ちはフョードル・ミハイロビッチ・ドストエフスキー
好きなジャン・ミシェル・フコは『監獄の誕生』
好きなジャン・ミシェル・(ウホッ)・フコは24会館
好きな書き手はモーリス・ブランショ
好きなイラストレーターはアドビとミルトン・グレイサーとシーモア・クワスト
好きなアドビはフォトショップ
好きな写真店は注文の少ない写真店
好きな場所はエルスケンの南、オキーフの西
好きな広告文案家は秋山晶と片岡敏郎と平賀源内
好きな商業図案家は杉浦康平と佐藤晃一と宮田識
好きな編集図案家は戸田ツトムと菊池信義
好きな商業造本家は戸田ツトムと杉浦康平と菊池信義と平野甲賀
好きな編集者は松岡正剛
好きな噺家は五代目古今亭志ん生
好きな浪曲師は二代目広沢虎造
好きな破産者は初代桂春團治
好きな剣術使いは机竜之助
好きな剣術流派は柳生新陰流
好きな兵法は甲陽軍艦
好きな作曲家はセルゲイ・ラフマニノフとグスタフ・マーラとヨハン・セバスチャン・バッハとヴィクター・ヤングとホーギー・カーマイケルとジョージ・ガーシュウィン
好きな作詞家は阿久悠
好きな編曲家はクィンシー・ジョーンズとデイヴ・グルーシン
好きなシンガー・ソング・ライターはジャクソン・ブラウン
好きなジャズ・ミュージシャンは全員死んだ。
好きなヴォイス・パフォーマーはエラ・フィッツジェラルドとエディット・ピアフ(編集焼飯)とイーヴァ・マリー・キャシディと吉田美奈子
好きなトランぺッターはクリフォード・ブラウンとマイルス・デイヴィスとブルー・ミッチェルとクリス・ボッティと大坂昌彦とニニ・ロッソ
好きなサキソフォニストはチャーリー・パーカーとソニー・ロリンズとキャノンボール・アダレイとジョン・コルトレーンとアルバート・アイラーと渡辺貞夫とグローバー・ワシントン Jr.とデイヴィッド・サンボーンとサムエル・ルロイ・テイラー・ジュニア(Sam "The Man" Taylor)
好きなピアニストはビル・エヴァンスとキース・ジャレットとリッチー・バイラークとミシェル・ペトルチアーニとジャッキー・テラソンとグレン・グールドとロヴェール・カサドシュ
好きなヴァイオリニストはイツァーク・パールマン
好きなチェリストはパブロ・カザルスとムスティスラフ・ロストロポーヴィチとミッシャ・マイスキーとゴーシュ
好きなギタリストはパット・メセニーとマイケル・ヘッジスとタル・ファーロウとジョージ・ベンソンとリー・リトナーと井上銘と寺内タケシ
好きなベースマンはマーカス・ミラーとスコット・ラファロとチャーリー・ヘイデンとニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン
好きなドラマーはスティーヴ・ガッドとエルヴィン・ジョーンズと日野元彦
好きなパーカッショニストはモンゴ・サンタマリアとティト・プエンテとレニー・ホワイトとラルフ・マクドナルドと村上ポンタ秀一
好きなミュージシャンはデオキシリボヌクレイック・アシッド・ミュージックの旗手、ジャン・ミシェル・ミゴー
好きなTVドラマは和久井映見主演の『ピュア』
好きなレコード屋はiTunes Store
好きな鉄砲は数を撃てば当たる種子島スペシャル
好きな拳銃はワルサーPPKとブローニング380
好きな拳闘家はジャック・デンプシーとロッキー・マルシアーノとピストン堀口
好きなファイターはロッキー・マルシアーノ
好きな世紀の一戦はモハメド・アリV.S.ジョージ・フォアマン(キンシャサの奇跡)
好きな好事家は大倉喜七郎
好きな数寄者は千利休
好きな硬骨漢は白洲次郎
好きな伊達男は白洲次郎
好きな趣味人は白洲次郎
好きな日本人は白洲次郎
好きな料理人は雷門・柿汁の大将
好きな七人の侍は島田勘兵衛
好きなパンクスは反権威不服従直接行動とゴードン
好きなパンクラスは鈴木ミノル
好きなダンスはラスト・ダンス
好きなタンスにはゴンがある。
好きな家畜はヤプー
好きなガロは1978年9月号
好きなゼロはハリバートン
好きな夢魔は星新一
好きな魔王はパズズ
好きな悪魔はアンブローズ・ビアス
好きな悪党はジェシー・ジェームズ
好きな悪辣はボニー&クライド
好きな辛辣はジョージ・バーナード・ショウ
好きな青春はグリニッチ・ビレッジの青春
好きな辞典は大辞林とWikipediaと明解さん
好きな百科事典はエンサイクロペディアと平凡社大百科事典(CD-ROM版)
好きな花は強く生き、やさしく咲く女郎花
好きなストリート・ファイターはマイケル・パレ
好きなハンバーガーはヒル
好きなパンはキクラデスの空飛ぶパン
好きなファミレスはない。
好きな弁当屋は小菅の高橋屋
好きなレストランは青山キハチ(消滅)
好きなラーメン屋は目黒・勝丸と麻布十番のガソリン・スタンドの前で深夜営業していた軽トラ屋台の頃の麻布(アニキ)ラーメン(店主は元フレンチのシェフ。豚バラ肉の煮豚とスープが旨かった)
好きなとんかつ屋は目黒・ポーク亭
好きなもつ焼き屋は東駒形・とん平
好きな鰻屋は虎ノ門・鐵五郎
好きな天丼屋は浅草・天健
好きな牛丼屋はない。
好きなバンドはザ・クルセイダーズ
好きな祭りは2ちゃんねる
好きなハーケンクロイツは『大戦略』のエンディングで折れた。
好きなTOKIOは山口
好きな嵐はランボー
好きなアクション俳優はスティーヴ・マックイーンと千葉真一
好きな居酒屋は東駒形のもつ焼きとん平
好きなスターバックスはトレンタ・サイズのキャラメル・マキアート
好きなタリーズは麻布十番店のオープン・テラス
好きなスタバは横須賀シーサイドビレッジ店
好きなスタジオはPUSH PIN STUDIOSとBOLT & NUTS STUDIO
好きなドリフターズはいかりや
好きな公園は有栖川宮記念公園と木場公園とリュクサンヴール公園とセントラル・パーク
好きなチャットはLINE
好きなチョップはポークと空手
好きなミネラルはマグネシウム
好きな超人はハルク
好きな魔術師はフーディーニ
好きな姉妹は「20歳を過ぎたら21。」
好きなアンはマーグレット
好きな酒は焼酎大五郎とヘネシーVSOP
好きな裏本は横浜野毛の岡本書店で買っていた。
好きな寺はサクレクール
好きな石はトパーズ
好きなクレジットカードはない。使えない。
好きなシュートはサンチェス・ ロメロ・カルバハル社製イベリコ豚の生ハム
好きなハチミツとクローバーは恋仲である。
好きなDTPソフトウエアはQuark XPress
好きな文具メーカーはSTAEDTLERとMARVYとFABER-CASTELL
好きなFABER-CASTELLはAlbrecht Dürer Watercolor Pencils(120 Colors/Wood Box)
好きな鮨は鮪の赤身のづけ
好きな鮨屋は浅草・一心
好きな豆腐は風に吹かれて豆腐屋ジョニー
好きな緑黄色野菜はルナール
好きな物理法則は作用反作用の法則
好きなギターの弦はオカムラ
好きなスーパーはプライム両国店
好きなロックンローラーはジョニー・ウィンター
好きな埋葬は風葬
好きなセガールは刑事ニコ
好きなセガは怪し気なバーにピンボール・マシンやバリーのスロット・マシンをリースしていたセガ・エンタープライズ
好きなセナは1985年4月21日、ポルトガルのエストリル・サーキットにおいてポンコツ・ロータスを駆り、PP&FLで初優勝したアイルトン・セナ・ダ・シルバ
好きなアイルトンはナイジェル・マンセルと死闘を演じた1992年のモナコGPの激走
好きなアイルトン・セナ・ダ・シルバは1994年5月2日、イモラ・サーキットのタンブレロ・コーナーで死んじゃいました。
好きな将棋指しは升田幸三
好きな碁打ちは藤沢秀行
好きなチェス・プレイヤーはボビー・フィッシャーとジョシュ・ウェイツキン
好きな将棋の駒は香車
好きなチェスの駒はスティーヴン・ビショップ
好きな麻雀牌は「発」
好きなトランプ・カードはスティングと同じ。
好きな花札は坊主丸儲け
好きなチンチロリンはかっぱぎ
好きなチロリン村はどこだっけ?
好きなゲーム・ソフトは『ファイナル・ファンタジー7』
好きな巨大物件はサンダーバード2号
好きなUMAはケサランパサランとゴドルフィン・アラビアンとエクリプスとセクレタリアトとエリモジョージ
好きなこまどり姉妹は右
好きなザ・ピーナッツは沢田と結婚したほう
好きなザ・リリーズは右
好きな鮫はディープ・ブルー
好きな心霊現象は細木数子
好きな天変地異は細木数子
好きな阿鼻叫喚は細木数子
好きな言語道断は細木数子
好きな空前絶後は細木数子
好きな厚顔無恥は細木数子
好きな安岡正篤は細木数子に喰い殺された。
好きなコロッケは静岡県御殿場市山崎屋精肉店製
好きなメンチカツは東京都墨田区石原の名無し肉屋製
好きな鳥の唐揚げは東京都目黒区下目黒の鈴木肉店製
好きな秘密結社は死せる詩人の会
好きな大佐はカーツ
好きな東京大学歴代総長は蓮見重彦
好きな助数詞は「発」
好きな漢字文化圏における数の単位は「恒河沙」
好きなヤード・ポンド法における単位は「パイント」
好きな橋はいつかポーちゃんと会える虹の橋
好きな言葉は「語りつくせぬことについては沈黙せよ」
好きな態度は「沈黙。深き沈黙」

好きな最期は薄桃色の雲に乗った菩薩様がお迎えにくること。
 
# by enzo_morinari | 2021-02-10 06:08 | 流儀と遊戯の王国 | Trackback | Comments(0)

夜空をさまようあの星に/夢からさめて宇宙を泳ぎ、星の産声を聴く。

 
夜空をさまようあの星に/夢からさめて宇宙を泳ぎ、星の産声を聴く。_c0109850_10510242.jpg


夢からさめて、宇宙を泳ぐ。
夢からさめて宇宙を泳ぎ、星の産声を聴く。
大丈夫。星はあり、産声は聴こえる。


産声
歌唱:城 南海
作詞/作曲:森山直太朗

あなたに触れられぬさびしさも
彼方に暮れなずむ夕焼けも
涙に染められたその河に全部流して

この世に産まれくる悲しみや
争い、憎しみ、怒りを
夜空にさまよえるあの星にそっと託して

伝えきれないわたしの愛を
泣き笑うことで歌えたら
いっそあなたは夢からさめて宇宙を泳ぐの

うかがい知れないあなたの愛を
抱きしめることですくえたら
そっと二人は息をひそめて静かに眠るの
そして奏でた遥かな愛を産声と呼ぶの


城 南海 - 産声 (Reflections/2021)
 
# by enzo_morinari | 2021-01-14 18:50 | 夜空をさまようあの星に | Trackback | Comments(0)

Heartlight/最後に「いい子で」とだけ言い残して、不思議な植物学者は去っていった。

 
Heartlight/最後に「いい子で」とだけ言い残して、不思議な植物学者は去っていった。_c0109850_17573208.jpg


みんないい子で。E.T.

だれのハートにもあたたかなあかりがともればいい。E.T.

小さな友だちができた。手のひらに乗るほど小さい。小さな友だちはすぐに傷つく。だから、僕が小さな友だちを守る。世界中が敵になってもだ。小さな友だちの名はポー。遠い国からやってきた。E.M.

Turn on your heartlight.
In the middle of a young boy's dream.
Don't wake me up too soon.
Gonna take a ride across the moon.
You and me.
N.D.


40年近くも昔のことだ。正確には1982年の冬。私は遠いところからやってきた不思議な植物学者と出会った。彼の故郷は平行植物世界だった。

不思議な植物学者がやってきたとき、私は23歳で、その年の春の盛りに生まれた女の子の父親になっていた。女の子の母親は女の子を産んですぐに死んでしまったので、女の子は私が一人で育てなければならなかった。CE7K Kids. 第七種接近遭遇の子。

不思議な植物学者の長い指先がまぶしく光り輝き、私と女の子のおでこにふれた。そして、最後に「いい子で」とだけ言い残して、不思議な植物学者は去っていった。


Heartlight - Neil Diamond (1982)
 
# by enzo_morinari | 2021-01-02 04:03 | Heartlight | Trackback | Comments(0)

Stingway/海賊の花嫁

 
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しっ! 静かに! 耳を澄ませ! 祈りを捧げろ! 輝ける漆黒の葬列の船団が通りすぎてゆく。


STINGの『The Pirate's Bride』が葬送の調べのかわりに流れる夜ふけの港を海賊の骸を乗せた幻影の帆船が世界の果てに向けて滑るように遠ざかっていく。漆黒の帆が風を孕み、幻影の帆船は速度を増す。岸壁に一人残された海賊の花嫁は埠頭を渡ってきた風に身を任せている。波の音も風の音もない。あるのは深い沈黙だけだ。

美しいものを見たければ目を瞑れ。
語りつくせぬことについては沈黙せよ。


海賊の言葉が海賊の花嫁をよぎる。海賊の花嫁は海賊に沈黙の祈りを捧げている ── 。

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海賊の命の火がまさに消えようとしていた夜。海賊の名はユリス・ナルダン。海賊の枕元には花嫁衣装に身を包んだ女と年老いたミニチュア・セントバーナードがいる。

「おれが愛した女はおまえだけだ。そのことを死ぬまで忘れるな」

海賊の花嫁は静かにうなずく。黒目がちの瞳から涙がこぼれ落ちる。ミニチュア・セントバーナードの老犬が前脚のあいだに顔をうずめ、悲しげにうなる。

彼女の夢は、彼女の望みは、海賊の花嫁になることだけだった。そのことだけのために海賊の花嫁はときに剣をふりかざし、銃をかまえさえした。「海賊のそばにいられるのなら」と彼女は思いつづけて生きてきた。何年も何年もだ。

人は名もなく生まれ、そして死んでゆく。海賊の花嫁はようやくにして「海賊の花嫁」という名をえた。ユリア・ナルダンという気高い名を。その名の重さは彼女の涙と悲しみと痛みと戦いの総量に比例する。その重さを計測する秤を世界は持たない。

いまでも、世界の果てを目指す者たちが集う港にはさまよえる海賊の魂がやってくる。海賊の花嫁をともなって。

しっ! 静かに! 耳を澄ませ! 祈りを捧げろ!『海賊のうた』と『海賊の花嫁のうた』が聴こえる。彼らの輝ける漆黒の葬列の船団が通りすぎてゆく。そろそろ、われわれも出航する時間だ。

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The Pirate's Bride by Sting (You Still Touch Me/1996)

Sometimes in the light at the edge of the world
Is the ghost of a ship with it's black sail furled
And night after night she would stand on the shore
And dream of the love that she knew before

The tide rolls out, the tide rolls in
Without a thought for the ways of men

We set sail for the Spanish Main
To rob the ships of the Queen of Spain
And she would be his pirate's bride
She gave him the pistol and the sword at his side

The tide rolls out, the tide rolls in
Without a care for the ways of men
I'd give three ships of Spanish gold
To see my love again

Full fathom five my true love lies
In a fine wooden casket with gold on his eyes
Where is the glory and where is the pride?
Where is the joy for the pirate's bride?

The tide rolls out, the tide rolls in
Without a care for the ways of men

Here in the light at the edge of the world
He'd wait for a ship with its black sail furled
And day after day he would stand on the shore
And dream of the life that they knew before

The tide rolls out, the tide rolls in
Without a care for the ways of men
I'd give three ships of Spanish gold
To see my love again

Sting - The Pirate's Bride (You Still Touch Me/1996)
 
# by enzo_morinari | 2020-12-31 22:04 | Stingway | Trackback | Comments(0)