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ニューエイジ・パーティー#1

 
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 神を見るあなたの眼とあなたを見る神の眼はまったくおなじである。K-E-K-W-J
 ビッグ・ピクチャーは心を開き、ハートを開き、統合的な変容をうながす。K-E-K-W-J
 自分がいずれ死に、有限な存在であることに直面することが世界-内-存在の本来性を見出す契機となる。K-E-K-W-J


 春分点がうお座から水瓶座に移って以来、高田馬場ハワヨ・シティのアンキモの猪木樵レイキ・タウンにはずっとThe 5th Dimensionの『Aquarius』が流れつづけている。それだけではない。上下水道、井戸、河川、池、沼、湖、海など、あらゆる水という水に奇妙な形状と色をした魚が蝟集した。その魚どもは一様に「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」と呪文のような言葉を吐き散らし、人々の眠りを妨げつづけた。魚どもに向かって、「この街には砂漠も谷もありゃしねえっ!」と怒鳴った双葉鮨の3D寿司職人である飛脚屋の梅こと佐川梅三郎は、翌朝、築地の河岸で仕入れの最中に、場内と場外の交差するあたりで、「ヒロシです」が口ぐせの、スメドレーの堤仲間式トリック・スウェーターを着た齊藤健一の相方の友納一彦が運転する石神井21型ターレット・トラックに轢かれて平面寿司職人になってしまった。
 世界にただ一人の平面寿司職人が話題を呼んで双葉鮨は大繁盛し、ポスト・モダーンな魚籃坂あかるいビルまで建てたが、双葉鮨の大将兼CEOである龝吉定次が年甲斐もなく双葉みかに入れあげたせいで、稼業はみるみる傾城し、1年もしないうちに世界に冠たるピュア・ブラック企業、ワタミイワシ・カンパニー(〒144-8531 東京都大田区手羽田1丁目1番3号所在 ワタミイワシ・カンパニー本社ビル/旧「大鳥居京急第42ビル」)にあくどいM&A攻撃を受け、傘下の回転寿司屋となってしまった。花形平面寿司職人だった飛脚屋の梅こと佐川梅三郎は、いまでは粉末緑茶の補充係として細々もといぺったんこぺったんこミハマポンポン靴風に生きている。
 春分点がうお座から水瓶座に移ってからの異常事態はそれだけではない。アンキモの猪木樵レイキ・タウンの住人のだれもかれもが「既存の西欧文明、キリスト教思想が支配する時代は終わりを告げ、真の自由と解放がもたらす新しい時代/新しい世界/新しい思想=水瓶座の時代の幕が開いたのだ!」と大声を張り上げるようになっていた。野村沙知代と和田アキ子と世志凡太までもがだ。和田アキ子などは、Z風を肩で風を切って吹かし上げ、おまけに「恨! 恨! 恨! ○に恨でマルハン!」と叫んでは『ヨハネの黙示録』を引用する始末だった。そうかと思えば、世志凡太は浅香光代のヒモどころかロップのくせに「ポジティブ・シンキング! フィンガー5はオレが育てた! オレの女性性尊重の現れが浅香光代崇拝だ!」とほざく始末。野村沙知代に至っては「反近代! 反科学! 脱西欧文明! アメリカ・インディアンの復権! インヴィテーション・スチューデント万歳!」と叫んで地獄の釜で煮立てたようなプワゾンのにおいをアンキモの猪木樵レイキ・タウンの街中に撒き散らした。
 そのような胡乱狷介な状況下、第1回ニューエイジ・パーティーは催されようとしていた。アンキモの猪木樵レイキ・タウンの良心/知性であるK-E-K-W-J主催の「ニューエイジ・パーティー」の招待状にはモリサワのDF綜藝体W42斜体2番で遠慮がちに「ビッグ・ピクチャーは心を開き、ハートを開き、統合的な変容を促す」とだけ記されていた。文字色はDIC42番だった。
 
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by enzo_morinari | 2013-09-23 05:41 | ニューエイジ・パーティー | Trackback