カテゴリ:また会うこともない本が遠ざかる( 4 )

銀河鉄道の夜には有機交流電燈の下で仮定されたひとつの青い証明を解く。

 
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カンパネルラが車掌をつとめる銀河鉄道の夜、有機交流電燈に照らされた注文の多い料理店でブルカニロ博士と夜鷹の丸焼きをきしきしきしと食べながら、グスコーブドリの伝記の真偽と風の又三郎の消息と「わたくしという現象」と仮定されたひとつの青い証明とイーハトーヴォの復興計画について話し合う。

仮定された有機交流電燈に青白く照らされたカンパネルラ・エクスプレスは銀河第三象限の停車場で幽霊複合体旅団の緩慢な乗車を待つあいだも風景電燈をせわしなく明滅させていた。風景電燈の明滅は銀河を貫く因果法則を象徴しているのでもあって、23ヶ月間の過去と現在と未来を光と影によって照らしながら世界のありとあらゆる人々の心象スケッチと風物を映し出した。新世代沖積世の明るく巨大な時間の集積の陰にぼんやり浮かび上がった修羅の10億年は因果の時空的制約のもとに音もなく呼吸をつづけている。彼の不在証明が意味するのは、けだし素敵な化石のように希有な地質学の復権でもあったろう。この地質学が第四次延長の中で主張するのは即ち虚無と無限のあいだに横たわる宇宙塵の硬度の多様さである。


基礎的教養獲得のためのエクリチュール群#4
0211 春と修羅/宮沢賢治
0212 銀河鉄道の夜/宮沢賢治
0213 注文の多い料理店/宮沢賢治
0214 グスコーブドリの伝記/宮沢賢治
0215 風野又三郎/宮沢賢治
0216 カンパネルラ・エクスプレス/セルジオ・マイラ
0217 ブルカニロ博士の謀略/アルゲンタビス・マグニフィセンス
0218 神のグラマティカ/ヴァセロン・コンスタティヌス
0219 運命のタブレット/オーディン・オンディーヌ・クレモンティーヌ・カルペンティエール
0220 Anonymous Revolution/Guido Enigma Anonym Fawkes

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by enzo_morinari | 2013-09-18 06:32 | また会うこともない本が遠ざかる | Trackback

本は死んだ/本は死に、心も暮れきる

 
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本は死に、心も暮れきる E-M-M
神の死のあとに残っているのは、本の死、そして、人間の死である。E-M-M


基礎的教養獲得のためのエクリチュール群#3
0201 悦ばしき知識/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集8/ちくま学芸文庫)
0202 権力への意志/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集12,13/ちくま学芸文庫)
0203 善悪の彼岸 道徳の系譜/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集11/ちくま学芸文庫)
0204 ツァラトゥストラ/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集9,10/ちくま学芸文庫)
0205 人間的、あまりに人間的/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集1,2/ちくま学芸文庫)
0206 曙光/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集7/ちくま学芸文庫)
0207 反時代的考察/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集4/ちくま学芸文庫)
0208 偶像の黄昏 反キリスト者/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集14/ちくま学芸文庫)
0209 この人を見よ/フリードリヒ・ニーチェ(ニーチェ全集15/ちくま学芸文庫)
0210 千のプラトー―資本主義と分裂症/ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ

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by enzo_morinari | 2013-09-17 20:27 | また会うこともない本が遠ざかる | Trackback

本を読んでも一人/どうしようもない本が歩いている

 
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本を読んでも一人
酔うて『死霊』枕に寝ていたよ
どうしようもない本が歩いている


基礎的教養獲得のためのエクリチュール群#2
0101 記号と言霊/鎌田東二
0102 聖地感覚/鎌田東二
0103 身体の宇宙誌/鎌田東二
0104 呪殺・魔境論/鎌田東二
0105 霊性の文学誌/鎌田東二
0106 古事記ワンダーランド/鎌田東二
0107 神と仏の出逢う国/鎌田東二
0108 神道のスピリチュアリティ/鎌田東二
0109 場所の記憶 日本という身体/鎌田東二
0110 霊的人間 魂のアルケオロジー/鎌田東二
0111 聖トポロジー 地霊の変容 意識と場所/鎌田東二
0112 異界のフォノロジー 純粋国学理性批判序説 意識と場所2/鎌田東二
0113 秋山晶全仕事(誠文堂新光社)
0114 中畑貴志全仕事(誠文堂新光社)
0115 風に訊け/開高健
0116 「知の再発見」双書(創元社)
0117 平凡社ライブラリー(平凡社)
0118 日本文学史序説/加藤周一
0119 作家は行動する/江藤淳
0120 漱石とその時代/江藤淳
0121 成熟と喪失 “母”の崩壊/江藤淳
0122 ガルガンチュアとパンタグリュエル/F.ラブレー
0123 神聖喜劇/大西巨人
0124 堕落論/坂口安吾
0125 野生の思考/クロード・レヴィ=ストロース

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0126 眼と精神/モーリス・メルロ・ポンティ
0127 エクリチュールと差異/ジャック・デリダ
0128 声と現象/ジャック・デリダ
0129 薔薇の名前/ウンベルト・エーコ
0130 不完全性定理/クルト・ゲーデル
0131 移動祝祭日/アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ
0132 ピンチランナー調書/大江健三郎
0133 万延元年のフットボール/大江健三郎
0134 個人的な体験/大江健三郎
0135 死者の奢り・飼育/大江健三郎
0136 洪水はわが魂に及び/大江健三郎
0137 厳粛な綱渡り/大江健三郎
0138 死滅する鯨/大江健三郎
0139 持続する志/大江健三郎
0140 「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち/大江健三郎
0141 みずから我が涙をぬぐいたまう日/大江健三郎
0142 われらの狂気を生き延びる道を教えよ/大江健三郎
0143 M/Tと森のフシギの物語/大江健三郎
0144 動物農場/ジョージ・オーウェル
0145 蠅の王/ウィリアム・ゴールディング
0146 華氏451度/レイ ブラッドベリ
0147 夜の果てへの旅/ルイ-フェルディナン・セリーヌ
0148 情事の終り/グレアム・グリーン
0149 失われた時を求めて/マルセル・プルースト
0150 フィネガンズ・ウェイク/ジェイムズ・ジョイス

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0151 ユリシーズ/ジェイムズ・ジョイス
0152 海流のなかの島々/アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ
0155 俺が掟だ!/ミッキー・スピレーン
0156 路上/ジャック・ケルアック
0157 十九歳の地図/中上健次
0158 枯木灘/中上健次
0159 地の果て至上の時/中上健次
0160 日輪の翼/中上健次
0161 鳩どもの家/中上健次
0162 岬/中上健次
0163 十八歳、海へ/中上健次
0164 千年の愉楽/中上健次
0165 ジャズと爆弾/中上健次 vs 村上龍(村上龍の発言部分は飛ばすべし。時間の無駄である)
0166 破壊せよ、とアイラーは言った/中上健次
0167 壁/安部公房
0168 砂の女/安部公房
0169 密会/安部公房
0170 箱男/安部公房
0171 他人の顔/安部公房
0172 方舟さくら丸/安部公房
0173 無関係な死・時の崖/安部公房
0174 砂漠の思想/安部公房
0175 内なる辺境/安部公房

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0176 反劇的人間/安部公房
0177 都市への回路/安部公房
0178 死に急ぐ鯨たち/安部公房
0179 モオツァルト・無常といふ事/小林秀雄
0180 ドストエフスキイの生活/小林秀雄
0181 Xへの手紙・私小説論/小林秀雄
0182 異形の王権/網野義彦
0183 無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和/網野義彦
0184 大洪水/ル・クレジオ
0185 微熱/ル・クレジオ
0186 黄金の魚/ル・クレジオ
0187 物質的恍惚/ル・クレジオ
0188 もうひとつの場所/ル・クレジオ
0189 The Best and The Brightest/デイヴィッド・ハルバースタム
0190 The Powers That Be(邦題: メディアの権力)/デイヴィッド・ハルバースタム
0191 山川方夫全集
0192 欣求穢土/野坂昭如
0193 神様のピンチヒッター/矢作俊彦
0194 マイク・ハマーへ伝言/矢作俊彦
0195 リンゴォ・キッドの休日/矢作俊彦
0196 死ぬには手頃な日/矢作俊彦
0197 マンハッタン・オプ1 凝った死顔/矢作俊彦
0198 マンハッタン・オプ2 笑う銃口/矢作俊彦
0199 マンハッタン・オプ3 はやらない殺意/矢作俊彦
0200 死霊/埴谷雄高

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by enzo_morinari | 2013-09-16 22:27 | また会うこともない本が遠ざかる | Trackback

本読む姿の時雨れてゆくか/また会うこともない本が遠ざかる

 
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本読む姿の時雨れてゆくか
分け入っても分け入っても本の山
また会うこともない本が遠ざかる


基礎的教養獲得のためのエクリチュール群#1
0001 私の個人主義/夏目漱石
0002 善悪の彼岸/F.ニーチェ
0003 悲しき熱帯/C.レヴィ=ストロース
0004 料理の三角形/同上
0005 海上の道/柳田國男
0006 ゲーデル、エッシャー、バッハ あるいは不思議の環/D.ホフスタッター
0007 三太郎の日記/阿部次郎
0008 P.M.フコの三部作(『狂気の歴史』『言葉と物』『監視と処罰 監獄の誕生』)
0009 グラマトロジーについて 根源の彼方に/J.デリダ
0010 本居宣長/小林秀雄
0011 仕事!/スタッズ・ターケル
0012 世界の共同主観的存在構造/廣松渉
0013 現代政治の思想と行動/丸山真男
0014 現代思想の100人/青土社
0015 世紀末ホテルの夜/森鳴燕蔵
0016 アルマジロと宇宙と僕と/森鳴燕蔵
0017 さようなら、ウィングチップ・シューズ/森鳴燕蔵
0018 タオは笑っている/レイモンド・M.スマリヤン
0019 アノニマス・ガーデン/森鳴燕蔵
0020 差異と反復/G.ドゥルーズ
0021 現代思想臨時増刊 1920年代の光と影/青土社
0022 20世紀号、ただいま出発!(BRUTUS BOOKS)/久保田二郎
0023 おきて アフリカ・セレンゲティに見る地球のやくそく /岩合光昭
0024 戦場カメラマン/石川文洋
0025 流行通行止め×―現代思想メッタ打ち !/榎並重行+三橋俊明

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0026 悪魔の辞典/アンブローズ・ビアス
0027 共通感覚論/中村雄二郎
0028 善の研究/西田幾多郎
0029 塚本邦雄歌集/現代詩文庫
0030 ねじめ正一詩集/現代詩文庫
0031 草枕/夏目漱石
0032 方丈記/鴨長明
0033 侏儒の言葉/芥川龍之介
0034 或る阿呆の一生/同上
0035 消費社会の神話と構造/ジャン・ボードリヤール
0036 箴言/ラ・ロシュフコー
0037 人と超人/ジョージ・バーナード・ショー
0038 美味礼讃/ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン
0039 エロスの涙/ジョルジュ・バタイユ
0040 ダリとダリ 自身への公開状/サルヴァドール・ダリ
0041 死ぬ瞬間/エリザベス・キューブラー・ロス
0042 死ぬ瞬間の対話/同上
0043 利己的な遺伝子/リチャード・ドーキンス
0044 延長された表現型 自然淘汰の単位としての遺伝子/同上
0045 遺伝子の川/同上
0046 虹の解体 いかにして科学は驚異への扉を開いたか/同上
0047 悪魔に仕える牧師//同上
0048 神は妄想である 宗教との決別/同上
0049 二重らせん/ジェームス D. ワトソン
0050 神はサイコロを振る/ジャン・ミシェル・ミゴー

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0051 在りし日の歌/中原中也
0052 山羊の歌/同上
0053 永訣の歌/同上
0054 地獄の季節(小林秀雄訳)/アルチュール・ランボー
0055 断層図鑑 錯誤のグラフィックデザイン・断章/戸田ツトム
0056 鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活/H.シュテュンプケ
0057 マグロは時速160kmで泳ぐ―ふしぎな海の博物誌/中村幸昭
0058 ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学/本川達雄
0059 和漢三才図会/寺島良安編
0060 今昔物語集/作者未詳
0061 世間胸算用/井原西鶴
0062 日本永代蔵/井原西鶴
0063 好色一代男/井原西鶴
0064 浮世床/式亭三馬
0065 浮世風呂/式亭三馬
0066 国性爺合戦/近松門左衛門
0067 曾根崎心中/近松門左衛門
0068 女殺油地獄/近松門左衛門
0069 お伽草子(室町物語)
0070 旧約聖書
0071 新約聖書
0072 論語
0073 源氏物語/紫式部
0074 徒然草/吉田兼好
0075 土佐日記/紀貫之

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0076 枕草子/清少納言
0077 デイヴィッド・コパフィールド/チャールズ・ディケンズ
0078 古事記/太安万侶
0079 日本書紀/舎人親王ほか撰
0080 万葉集/大伴家持ほか編
0081 古今和歌集/紀貫之ほか撰
0082 新古今和歌集/藤原定家ほか撰
0083 歎異抄/唯円(伝)
0084 往生要集/源信
0085 日本国憲法
0086 権利のための闘争/ルドルフ・フォン・イェーリング
0087 法曹夜話/穂積陳重
0088 人権宣言集/高木八尺、末延三次、宮沢俊義編
0089 カタロニア讃歌/G.オーウェル
0090 火星年代記/レイ・ブラッドベリ
0091 アマノン国往還記/倉橋由美子
0092 スミヤキストQの冒険/同上
0093 パルタイ/同上
0094 豊饒の海(全四巻)/三島由紀夫
0095 英霊の聲/同上
0096 村上春樹の初期三部作(風、ピンボール、羊)
0097 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド/村上春樹
0098 蛍、納屋を焼く、その他の短編/同上
0099 中国行きのスローボート/同上
0100 異邦人/アルベール・カミュ
 
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by enzo_morinari | 2013-09-16 13:34 | また会うこともない本が遠ざかる | Trackback