カテゴリ:バナナ革命( 4 )

バナナ革命 バナナイカに手頃な日#4

 
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 バナナ共和国の国民楽器はバラライカである。問題はバナナ共和国国民がある一定の条件の下にバラライカを奏でると突如としてバナナイカに変身し、ライカ犬を貪り食い、ライカのM1を踏みつぶし、薔薇族の人々を引きずりまわし、バラの花に火をつけてまわることだ。彼らはこれら一連の行為を「バラ刑」と称している。過去に2度、バハマ共和国でこの「バラ刑」による騒動があった。もうバハマ共和国はあっちでもこっちでもバラバラである。筆者などはその有様を見ていてクラクラであった。「そんなバナナ!」と叫んだジミー大西は脳味噌をそっくりアイアイに交換されてしまった。バナナイカに変身したバナナ共和国国民の前で「そんなバナナ!」と口にすることはタブー中のタブーである。なんとなれば、「そんなバナナ!」とは彼らのサンクチュアリであるドール・バナナ聖堂に安置されているバナナ共和国建国の祖、ドール・バナナ一世シャゲキ・ウチカタ・ヤメー像のスピーチバルーンの言葉だからだ。次回は「バナナの平和/パックス・バナーナ」について滑る。もとい。記す。
 
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by enzo_morinari | 2013-06-04 16:07 | バナナ革命 | Trackback

バナナ革命 バナナイカに手頃な日#3

 
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 BANANA BROADCASTING SYSTEM!
 MEET BANANA, EAT BANANA, CHEAT BANANA! CHEEP BANANA, CHEAP BANANA, BEAT BANANA!

 ハーイ! みんな、剥いてるかーい? 剝きまくってるかーい? きょうも1日、剥いて剥いて剥きまくろう! ここシブヤ877、バナナ・タフゴング・スタジオからお届けしちゃうよー! お相手はバナナの皮をかぶった皮かむり歯並びバッチリのバナナマン、Mr. BANANA DJ, バナナの皮を剥かせたらバナナ銀河系宇宙一のバナナ男、サルー・ファンキー・モンキー・モンチッチー・ガジンだよー。お別れまでの877分、剥いて剥いてゴ、ゴ、ゴー! ゴーズオン!
 きょうの1曲目は不朽のバナナ音楽、ハリー・ゴリランテ・ベラフォンテで『BANANA BOAT』だあ! JUST PLAY IT!

『BANANA BOAT』プレイ中

「ヨーヨー。革命なんか起こっちまったけどよー、これからどうなっちゃうだろうね? ラジオのDJはお払い箱のバナナ世界になっちゃうのかね?」
「さあね。どうなんだろうね。まったくバナナ予想がつかないな」
「街を歩いているとサッカー小僧たちがバナナ・シュートの練習ばっかりしてるのを見かけるよ」
「うんうん。オレも今朝見たよ。バナナ・シュート」
「噂だけど、この革命で自由が丘亀谷万年堂が大打撃を受けたっていうじゃない? それを聞きつけた旧世界のワンちゃんことオー・サダハールが球界の墓場からよみがえってこのままでは”自由が丘亀谷万年堂のナボナ”のお菓子のホームラン王の座がバナナパフェに奪われてしまうって嘆いたらしいじゃないか。そうは言ってもね、世界の王ってのも眉唾ものでさ。バナナ・メジャー行ったらただの中距離ヒッターだったって言うしね」
「そうそう。天命飯店の荒川修作シェフの叔父さんが猛特訓して一本足打法とかフラミンゴ打法とかいうのを編み出したことになってるけど、あれも実際のところはワンちゃんの痙攣癖だったんだよね。あの打法をバナナ・メジャーでやってたらまちがいなく三振王だってさ。実際に三振王ではあったんだけどさ」

『BANANA BOAT』プレイ終了

 ハーイ! ハリー・ゴリランテ・ベラフォンテで『BANANA BOAT』を聴いてもらったよー。何回聴いてもいいねー、ハリー・ゴリランテ・ベラフォンテの『BANANA BOAT』は。ティナ・モノホンゴリラ・ターナーの『BANANA BOAT』じゃね、イマイチイマニなんだよねー。聴いてるこっちがティナ・モノホンゴリラ・ターナーにほんとに食べられちゃいそうでさー。実際、うちのスタッフでもティナ・モノホンゴリラ・ターナーに食べられちゃったのが何人もいるんだよー。まあ、オレもそのうちの一人ではあるんだけどさ。あんときは、覚悟を決めて腹をくくったけど、いざ、ティナ・モノホンゴリラ・ターナーのエアーズ・バナナロックくらいデカいケツが目の前にそびえたときは思わず叫んじゃったよ。「そんなバナナ!」って。    じゅうぶんたっぷり滑ってもらったところできょうのゲストの登場だー!
 きょうのゲストは先頃、『バナナ記念日』でB氏賞と角川ハルキンボ記念コカイン臭賞を同時受賞して世界中にバナナの皮をバラまいたジョルジョ俵マチカネタンホイザ・アガンベンさんでーす。一皮剥けてさらにそのバナナ型神話、バナナ伝説に磨きのかかったジョルジョ俵マチカネタンホイザ・アガンベンさんですが、つい先日、六本木の老舗ディスコである「ROPPONGI NIRVANA(六本木ナバーナ)」を買収して、店名を「ROPPONGI BANANA(一本気だけど一本でーもバナーナ」に変更したことでクソのような話題を撒き散らしたねー。田舎もんはやること茄子こと皮ごと笑っちゃうよねー。ジョルジョ俵マチカネタンホイザ・アガンベンさん、どうぞー!

 ジョルジョ俵マチカネタンホイザ・アガンベン登場。視聴者数バナナ下がり

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by enzo_morinari | 2013-06-03 16:32 | バナナ革命 | Trackback

バナナ革命 バナナイカに手頃な日#2

 
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 フルーツ・オブ・ザ・ルーム・カンパニーのロゴ・シールが貼られたエクアドル産バナナたちは、わずか1立方メートルほどのダンボールのバナナ・ケースの中で独立宣言を行った。
『バナナ共和国独立宣言書並びにバナナ・カルタ百人一首及びバナナ世界におけるバナナ独占販売にかかる権利のだからどうした八百屋の五郎商店の株式公開の報告書』を読み上げたのは、のちにバナナ台所協会の全面支援を受けてバナナ共和国初代大統領となるドール・バナナ・ヨシモートである。彼は極東の京極夏彦王国(旧名:小日本官僚全体主義帝国)のロルフィング師の妻、吉本ばななの共同幻想から誕生したキッチン野郎である。
 昆虫学者、思想家、詩人、風俗評論家、自称自慰事象評論家、言語学者、ゲイ術評論家、衆道研究者でもあるドール・バナナ・ヨシモートの特異な資質は『ゲンゴロウにとって美とはナニか?』『おしん的現象論序説』『共同幻想ロンリー』『孤独な遊蕩児との対話』『右大臣源実芭蕉朝臣実朝』『世界認識の方法序説』『マスカキ・イメージ論』『マッチョ書試論』等々の中に垣間みることができる。

 ドール・バナナ・ヨシモートの美しい詩、『バナナ・ボートの渡しで』は「故郷喪失」という主題を痛切に表現しえた美しい詩篇である。

   森に囲まれた生活というのは
   いつでもちよつとした砦のような感じで
   夢の中 バナナ・ボートはいつもあらわれる
   橋という橋は何のためにあつたか?
   ハリー・ベラフォンテが欄干に手をかけ身をのりだして
   悲しみがあれば流すためにあつた


「バナナ・ボートの渡し」はいまやなく、その痕跡は小さな碑にひっそりと残るのみだが、夕暮れどき、人々の暮らしの音に耳を澄まし、眼を閉じれば、静かに表舞台からの退場を果たそうとしている「甘蕉民」という名の宝石があざやかによみがえってくる。

 ドール・バナナ・ヨシモートの発語、言語感覚、美意識の異質さは革命を「昼寝の延長」と捉えるウルトラの思想並びに遠山啓思想及び下町気質が顕現化したものであって、それは彼の直系の遺伝子父祖である吉本隆明の資質が強く発現したものであるというのが衆目の一致した意見だ。
 ドール・バナナ・ヨシモートの刮目瞠目堂本剛すべきは、その言行のすべてが微塵も滑らないところにある。そのようなドール・バナナ・ヨシモートについて、収穫前からの知己であり、政治的ライバルでもあるバナナ共和国国民会議議長のジュンピュア・コモンセンス・エトーは「バナナのくせに滑らないとはバナナの風上にも風下にも置けぬ奴だ」と舌を噛みまくっていた。バナナのくせに滑舌が悪いとはあんたこそがバナナの風上にも風下にも樹上にも樹下にも置けない喰えないバナナだと言ったのは筆者である。筆者の横でしきりに首を傾げているのはIPPON GRANPRIXのチェアマン松本だ。『滑る話』の収録は42時間後である。
 のちのち、ドール・バナナ・ヨシモートとジュンピュア・コモンセンス・エトーの滑舌滑走滑空滑降潤滑をめぐる自律神経の思想的拠点の立場のちがいがバナナ共和国崩壊の端緒となることをドール・バナナ・ヨシモートもジュンピュア・コモンセンス・エトーもまだ知らない。見通していたのはバナナ共和国が「三頭政治」となることを見越して、密かに古田織部なみにへうげた天目茶碗に布石した三人の長老、アッハ・プフィ・ユタカ・ハニーヤハラミタシンギョー、ムジョー・トイフコト・ヒデオ・コバヤーシ、ダイアジアシューギ・ゲンヨーシャ・リツウン・ミツール・トーヤマの三人だけである。
 
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by enzo_morinari | 2013-06-03 09:02 | バナナ革命 | Trackback

バナナ革命 バナナイカに手頃な日#1

 
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 日曜の昼下がり。
 フルーツ・オブ・ザ・ルーム・カンパニー社から仕事を依頼するメールが届いた。依頼内容は「バナナの糖度変化及び熟成度とグレイフランネルとの関係」についてのリポートを作成することだった。
 メール受信から30分後、クール宅急便でエクアドル産バナナ1ケースとグレイフランネルの12オンス入りフレグランス10本が届いた。なんというタイミング、なんという段取り。めまいがするほどだ。さすが、プランテーション農法でさんざっぱら第三世界の人びとを巧妙かつ狡猾に搾取してきた企業はやることがちがう。 
 さて、フルーツ・オブ・ザ・ルーム・カンパニー社のライム・グリーンの封筒には一通の指示書が入っていた。封筒と同じ色の社箋には箇条書きで簡潔な指示が記されていた。

 1. バナナをケースから出してはならない。
 2. 1.の状態のまま、バナナ全体に同梱のグレイフランネル社製フレグランス全量をふりかける。
 3. ケースを密閉し、冷暗所に保管する。
 4. 3.の状態のまま、1週間経過するのを待つ。
 5. 1週間経過したら、バナナの形状、全体の印象、香り、味を報告する。


 2.の作業を終えたとたんにフルーツ・オブ・ザ・ルーム・カンパニーのロゴ・シールが貼られたエクアドル産バナナたちが一斉蜂起した。バナナイカ革命の始まりである。
 
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by enzo_morinari | 2013-06-02 21:53 | バナナ革命 | Trackback