カテゴリ:スタバタリーズ・ストーリーズ( 1 )

北鎌倉駅前の「特別な食堂」できれいごと定食とおべんちゃら弁当と非常識非常食を幻食する。

 
スターバックス魔法瓶博士とキャラメルマキアートが泣いた夜

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I have no objection to any person’s religion, be it what it may, so long as that person does not kill or insult any other person, because that other person don’t believe it also. H-M-V

風は思うままに吹いている。風に翻弄される雨粒たち。上から下へ。右から左へ。左から右へ。あるいは、下から上へ。斜めに。雨粒のダンス。雨粒の舞踏。雨粒の舞踊。雨粒ダンス。世界はまったくどうかしてる。E-M-M

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「さっきね、象印魔法瓶に魔法をかけちゃったのよ。でねでね、その魔法瓶がどうしてもスターバックス南青山2丁目店に就職したいって言うの。すごく真剣に言うからマリア・メルセ・コラさんにお願いして雇ってもらったの。そしたらね、すぐに魔法瓶の母親を名乗る人から携帯電話にお礼の電話がかかってきちゃったの。あー、驚いた。」と虹子が言ったとたんに猛烈な眠気に襲われ、その場に寝ころんだ。そして、夢をみた。

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夢の中で私は世界有数のスターバックス魔法瓶博士だった。スターバックス魔法瓶に関することならなんでもこい状態である。エイハブ船長の髭があまりに不細工だったのでスターバックス魔法瓶博士である私は一等航海士のスターバックスを呼びつけた。

「スタバよお、エイハブ君のあのむさ苦しい髭をなんとかしようとは思わないのかね? あんなことをゆるしていてモビディックに復讐することなんかとうていかなわないよ。ど? どなの?」
「博士、スターバックス魔法瓶博士。それは博士の言うとおりなんですけどが、エイハブ船長は他人の言うことには絶対に従ってはならないちゅう家訓の家に生まれたがですが。」

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そう言うと、スターバックス一等航海士は深々とため息をついた。そのため息がきっかけとなって、伝説の白鯨、モビディックがもっこりと海面に姿を現した。そして大量の象印魔法瓶のロゴを吹き上げた。モビディックが大量の象印魔法瓶ロゴを吹き上げるときの音はセイレーンの子守唄のようにも聴こえた。大量の象印魔法瓶ロゴといっしょに赤い果実も吹き上げられた。実のひとつが足元に落ちたので拾ってかじると、かすかにキャラメルマキアートの洞窟で身の上話をしているうちに泣き出したキャラメルマキアートのお口のにおいがした。なつかしいにおいだった。だが、子守唄のように聴こえたモビディックの吹き出し音のせいで急激に眠気に教われ、眠りこんだ。と思ったら夢からさめた。まことに「合い言葉は勇気。」なスターバックス魔法瓶世界の私であった。

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夢からさめると虹子は自分のまわりをスターバックス関連グッズで埋めつくし、おまけに今度はタイガー魔法瓶に魔法をかけようとサメジママイナリスタ・ワードを繰り返しつぶやいていた。ポーちゃんは大泣きするキャラメルマキアートを背負って部屋中をぐるぐるぐるぐる走り回っている。まことに言語道断、空前絶後なスターバックス魔法瓶世界の私であった。

うたたねはかくもモビディックキャラメルマキアート象印虎印である。

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by enzo_morinari | 2013-05-12 05:09 | スタバタリーズ・ストーリーズ | Trackback