カテゴリ:食美をせんとや、生まれけむ。( 1 )

食美をせんとや、生まれけむ #1 山田ホームレス襲撃事件

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 1年の締めくくりをホーム・グラウンドである横浜に遊んだ。同行者は希代のファンキー&ファニー&ロケン・ロオオオオルゥッ&シェキナベベ&キュート&キューウィ&「パパ、そこはイヤッ!」&ゴ、ゴ、ゴ、マンゴーー! ゴーーーーズ、オーーーーーン!なビートニク・ガールである。背景に流れつづけていたのはクール&ギャングな「横浜カベ(ルイズ居留守)石川町横浜文化体育館前ストーミー・マンデー・オールナイト・ライヴ&本牧イタリアン・ガーデン、ガブガブいっちゃうよ、ガブガブ、関東学院のベースマン・スズキくん、ちょっと体育館の裏まできたまえ黄金の盃音楽」である。すなわちこれ、幸せいっぱい、夢いっぱい、悪党不良てんこ盛り、歩きすぎてすでに筋肉痛勃発DAY。文句ある? セローニアス? SEX ? 書きたいことは山ほどあるし、書きたいのは山々であるし、「今夜が山田」でもあるが、いろいろありすぎるので、きょうのところは、「山田ホームレス」のおいしい話でお茶を濁しておく。
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 山田ホームレス。横浜市中区相生町3丁目61番地先。すなわち、洋食の「山田ホームレストラン」は横浜のビジネス街、中区相生町の雑居ビル1階にある。JR京浜東北線関内駅北口で降り、海っぱた方面に向かって通りの左側を「山田ホームレス、山田ホームレス」と呪詛しながら進軍すればいやでも見つかる。目抜きに面している。それでも到達できない御仁は永遠に吉野家なる満腹感製造工場で「汁だく」だか「汗だく」だか「特盛りねぎぬき」だか「特少クリハマ上等」だかの下卑たシロモノに喰らいつきつづけるがよかろう。

【採点】
店主:170点。(本牧のシーメンズクラブとは別の中華街玄武門そばの名店、シーメンズクラブで修行したツワモノにして、好々爺である) その使用人にして妻、女将:280点。食いもん:170点。店構え:280点。値段:1~20の等差級数点「おい、ここは昭和40年代かい?」という勢いの低価格。破壊的である。いずれも「100点満点」による採点。店名は「ホームレスの人たちにうまいもんを鱈腹しこたま食べてもらいたかったから」という不可解な動機から、というのは真っ赤な衝撃Tシャーツ級の嘘で、40年前の開業当時、「ホーム」という言葉が流行していたからというのが店名の由来である。また、「ホーム」には家庭という意味をこめ、ホームレストラン、すなわち、家庭休息所>>家庭料理というしだいである。味と人物はホームラン級である。なんせ、ホームレスなだけに。

 喰らったのは、
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1.(プリン体補給のため)当然のごとくにビール。ドクター野本からドクター・ストップがかかっても「毒を喰らわば皿まで」の勢いでビール。
2.オムレツ(昨今の中身がゆるすぎる理念なきオムレツではなく、「昭和の香り」をきっちりと反映した明確明快な理念、心意気心映え気位気構え気概矜持自負誇りを表明した逸品である)
3.ヒレカツ定食(定食D/揚げ加減、肉の厚み、揚げ油の風味、そして、なんと言っても絶品究極、極悪凶悪ともいいたいグレービーソース! さらに特筆すべきは「味噌汁」のあまりにもなうまさ、おいしさ。煮干し&イリコ他&「実家が味噌つくってんのよぉ」っつー無添加自然極上味噌によるものである)
4.ポークソテー(単品)。もはや言葉はない。単品でみっつ食した。前記グレービーソースがかけてある。たまらん。聞けば、無名時代の矢沢永吉が横浜地裁そばにある横浜洋食草分けの名店、開港亭の2階に住みながら足しげく通い、ポーク・ソテーばかりを食していたという。

 山田ホームレス、一度やったらやめられない! ガブガブいっちゃうよ、ガブガブ!「食わずに死ねるか!」である。

【参考情報】
 右隣にエディ藩の歌にも出てくるレストラン『オリヂナル・ジョーズ』がある。
 
(背景音楽:ゴンチチ『短かめの昼食』、ゴールデンカップス『長い髪の少女』)
 
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by enzo_morinari | 2012-12-31 18:00 | 食美をせんとや、生まれけむ。 | Trackback